姫様の日常 〜幕間〜

取材 ページ18

今日は月刊ワールドサッカーの人が来ている

その人と野坂と灰崎と明日人にお茶を出せって監督に500円渡された

ここで急須でお茶を出さない日本……

そんな事はいいや

自販機に500円を入れる

110円の小さいペットボトルのお茶を四本……

自分の分が欲しかったなぁ……

まず記者の人でしょ
野坂でしょ
灰崎でしょ
明日人でしょ


……40円しか残らない

コンビニスイーツ食べたかった…

ガム４つ買うかな…


そもそもお釣りは使ってもいいのかな…
ま、いいか

お釣りもらっても監督なんとも言わないだろうし
お茶のボタンを4回押す

……あったかいの方がよかったかな

まあいいか
速く渡しに行こう









『すいません差し入れです』

稲森「心虹！」

紀村「初めまして心虹さん。月刊ワールドサッカーの紀村です」

『…初めまして心虹です。お茶をどうぞ』

紀村「ありがとう」

『はい、三人も』

稲森「ありがとな！心虹！」

野坂「貰うよ」

『灰崎は？』

灰崎「……要らねぇ」

そうか…

『じゃあ貰うね。はいお釣り』

灰崎「は？」

お茶の代わりと言ってもなんだけど
40円で何も出来ないけど持ってた方が何かあるでしょ

紀村「……そうだ！心虹さんも取材を受けてくれないかな？」

『…僕？でも受けるのは三人だけじゃ…？』

色々とありそうだし…
スケジュールとか

紀村「その辺は大丈夫さ。ネットの記事にすればいいしね。君はサッカーファンの間では謎多き姫君として結構話題になってるんだ。君の事を記事にすればファンも読むし儲かるしで一石二鳥さ」

『そうですか。なら…』

謎多き姫君って……
幻の姫と言いプリンセスと言い…
女王って…

いつか神化されそうな勢いだな…

そんな心配を他所に取材は再開した

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