もし...僕達があの時信頼していたら【オリオンの刻印】

109話 本当の役職 ページ16

舞桜「早く行きたい」

ﾍﾟﾙﾅﾙﾄﾞ「そうだな……おい、行くぞ」

「…………はい」

その人は瑞希を降ろしてこちらに来る
それで3人で向こうへと歩いて行こうとした時





瑞希「待って！舞桜！」



舞桜「……はぁ」

ﾍﾟﾙﾅﾙﾄﾞ「黙らせろ」

「わかりま「僕がやります」



その場で蹲っている瑞希に近寄って言う

僕の言いたいことを言う




舞桜「人の話が聞けないのか？あの手紙でさえ読めないのか？……写真を消してウイルスを送り込んだのはどうせ監督ら辺だろうけど……余計なことをしてくれてありがとう、面倒になったよ。」

瑞希「……」

手紙に書けなかった、オブラートに包みきれずに書けなかった怒りが口からスルスルと出てくる

自分でも思うけど醜いね


舞桜「手紙に書いたことをもう一度言うつもりは無いんだけど付け足すならなんだろうな……まあ、着いてくるな、かな。世界はお前で回ってるわけじゃ無いんだよ？」



もちろん分かってるよね？





瑞希「……っ」

舞桜「もう大丈夫です。行こう」




そう言って瑞希から離れる




ﾍﾟﾙﾅﾙﾄﾞ「こんな奴に時間を使うとはな」






瑞希には酷いことを言ったと分かっている
ごめんなさいと言うべきなのもわかっている




でも言わないと舐められる気がする




言えなかった




舞桜「僕を…舐めるな」




世界を舐めるなと








言えない僕は意気地無しだ








ﾍﾟﾙﾅﾙﾄﾞ「イナズマジャパンにはすぐ返すだろう」

舞桜「さいですか」

ﾍﾟﾙﾅﾙﾄﾞ「なんせ2人も使徒を送り込んだが使えないからな」

舞桜「まあ……頑張りますよ」




身売りの怪盗として、ね

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