433(uno) ページ46
○uno said
宇『休憩しない？お昼食べてないし。』
與「確かにー。もうお腹ペコペコやあ」
浦「そうだね。一旦休もうか。」
マ「お弁当にきてます。」
少し離れたところで私たちを見ていたマネージャーさんたちがてきぱきとお弁当とお茶を配ってくれる。
すれ違ったり雰囲気が悪くなったりしても私たちのスタッフは少し離れたところから見守ってくれていて、私たちのやりたいようにやらせてくれる。
そして本当にダメな時は体張ってストッパーになってくれる。
そんな信頼できる人に囲まれてるから、私たちは私たちのやりたいようにできる。
がたんっと大きな音を立てて椅子から立ち上がったにっしーが、私たちと少し離れた場所の椅子に座ってお弁当を広げ始める。
それを見た日高くんが黙って部屋を出て行く。
與「…さ、食べよ食べよ。」
末「あいつ苛々してるだけだから。許してやって？」
あ「…にっしー嫌い。」
末「はいはい。嫌いだね。弁当食べよ。」
拗ねたように下を向くさくらの頭を優しく撫でて秀太がちらっと私を見る。
…やっぱり私？
小さく息を吐いて私はゆっくりにっしーの隣へ。
宇『お兄さん、お隣良いですか？』
西「……」
何も言わずに携帯を見ながら卵焼きを口に運ぶにっしー。
何も言わないってことは肯定だと勝手に解釈して、私は隣のパイプ椅子に腰を下ろす。
いつだって誰よりも仕事のことだけを考えてるにっしーだから、ツアー中誰かとぶつかることも1番多い。
にっしーだってそうしたいわけじゃないことは私たちが1番分かってる。
なんていうか、自分の熱を言葉で伝えるのが本当に下手くそ。
歌やダンスだと完璧に伝えられるくせに。
西「…あそこはさくらの見せ場だろ？」
宇『そうだね。』
暫く黙っていたにっしーがやっと口を開くから、私も顔をあげる。
西「どう考えたってアップじゃん。」
宇『どう考えたってって、にっしーらしくないね。』
にっしーはいつだって他の人の意見を受け入れる余裕を持っている人。
良い意味で自分の考えや意見に「絶対」をあまり使わない。
そんなにっしーがここまで言い切ることが少し意外で。
私はにっしーを見つめる。
西「さくらは曲のメインもリードも多くはないから。今回のツアーはダンスや演出で目立つ箇所はいくつかあるけど、やっぱりさくらの歌の良さだってファンに分かって貰いたいじゃん。」
…なるほど。
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ましゅ(プロフ) - おかえりなさい、であっているのか分かりませんが待ってました。本当にこうやってまたsakuさんの執筆されるのが読めると思うとワクワクです。これからもsakuさんのペースで更新していってください。 (2019年8月6日 22時) (
レス) id: eadb1e86ec (このIDを非表示/違反報告)
rano(プロフ) - sakuさんのペースでこれからも頑張ってください！！ (2019年5月22日 23時) (レス) id: 84b15d4196 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 初めまして。毎日来てはいちから読み直してます！いつも感動させられてます！更新楽しみにしてます！ (2019年4月3日 19時) (レス) id: 7a71984a73 (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - さなっちさん» わ〜〜！！気づきませんでしたありがとうございます！修正しました（ ; ; ）頑張りますので完結まだぜひお付き合いください〜〜！更新遅くて本当にごめんなさい！！！ (2019年3月28日 7時) (レス) id: 62025c77a8 (このIDを非表示/違反報告)
さなっち - はじめまして。 この小説、とても共感しました。 お話の番号が395から369になっていましたが大丈夫ですか？ 続きが、すご〜〜〜〜〜く気になります。sakuさん、頑張ってください！応援してます。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: c90a3cc57a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年6月18日 20時
