毒竜とヒーラーは恋に落ちた【FAIRYTAIL】

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『マスター、私にも行かせてもらえませんか』



Aの言葉に、ギルド中がざわついた。



ﾏｶﾛﾌ「…主は戦えぬではないか」


『みんなの傷を治す役目です。

無傷で帰れる相手じゃありませんよね？』


ﾏｶﾛﾌ「しかし……」



マスターは私の過去を知っている。

だからこそ許可しづらいのだろう。



ﾏｶﾛﾌ「評議院に連れていくのが最終目的じゃ。

A、お前はそれ以上のことを」


『いいえ、大丈夫です』


ﾏｶﾛﾌ「………」


ﾙｰｼｨ「それ以上…？」



いつも以上にピリピリしているAを、

メンバー達は見守ることしか出来なかった。


マカロフはしばらく考え込んでいたが、

Aの圧に負け、仕方なく了承した。



ﾏｶﾛﾌ「良かろう。ただしこの依頼をこなしてから行け」


『…ありがとうございます』



もらった依頼書の内容は簡単で、

ハルジオン港の漁師さんの怪我を治して欲しい、

というものだった。



運良くハルジオンから集合場所も近い。

急いでいけば集合時間の30分後くらいには

現地に到着するだろう。



『じゃあナツやグレイ達は先に行ってて。後から行く』


ｸﾞﾚｲ「はいよ」


ﾅﾂ「よーし行くぞぉー！！」


ﾙｰｼｨ「やだよぉ怖いよ〜」




Aは急いでハルジオンに向かって駆け出した。



運命の歯車は動き出す＿＿＿＿

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