毒竜とヒーラーは恋に落ちた【FAIRYTAIL】

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『え？あ……店長さん』



ちょうどケーキを食べ終わった頃に、ここの店長が現れた。

食べ終わってからにしてって要望ちゃんと聞いてくれたのか。



このお店の店長さんはまだ全然若くて、私の2歳上。

なかなかのイケメンらしく女性ウケが良いらしい。



………え？私はそういうの分かんないから気にしてない。




店長「いや〜あの時は助かりましたよ。
片腕が使えないとケーキ作りも大変で……

あの時は何もお礼が出来ずすみません」


『ふふ、美味しいケーキ食べさせていただいたお礼ですよ』


店長「そうは言ってましたけど………あ。」



店長はなにか思いついたような顔をすると、にやりと笑う。

ん？と首を傾げると、私に小声でそっと耳打ちした。



店長「お礼と言ってはなんですが…今度2人で出かけませんか？

'' 2人で '' 」



……えっ。



(( ガタンッ！！！ ))



突然鳴った大きな音にびっくりしながらその音の方を見ると、

コブラが椅子を思い切り倒して立っていて、

すごい形相でこっちを見ていた。



ｺﾌﾞﾗ「…おい、行くぞ」


『えっ…うん、あ、すみま……」



店長に謝ろうとするがコブラに腕を引っ張られそれは阻まれる。


コブラは私にされたのと同じようにそっと店長に耳打ちすると、

私を引いて急いで外に出た。



『ち、ちょっとコブラ』


ｺﾌﾞﾗ「あ？」


『店長さんに失礼じゃ…』


ｺﾌﾞﾗ「は？意味わかんねぇよ。あの店二度と行くな」


『…？』



コブラの怒りの原因がよく分からない、といった顔をすると
またため息をつかれた。


わ、私、なんか悪いことした……？


そんなこんなで、私達は町を出たのであった。









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店員「て、店長！何したんですか！」


店長「いや……ち、ちょっと……うん…」




店長は悪魔のように恐ろしい顔をしたコブラに言われた言葉を思い出し、

青い顔をして身震いしていたのであった。




'' こいつに手ェ出したらぶっ殺す ''

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