毒竜とヒーラーは恋に落ちた【FAIRYTAIL】

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『……え？』


ｺﾌﾞﾗ「もうやってねーっつってんの」



コブラは罰が悪そうにそっぽを向いて話す。

やってない、って………



『もう町の人を襲うの、やめたの…？』



おずおずと聞くと、コブラは嫌そうに頷いた。



ｺﾌﾞﾗ「…悪いかよ」


『！ううん…！良かった、改心してくれたんだね』



ニコッと笑いかけると、コブラはたじろぐ。



ｺﾌﾞﾗ「っ別に……もうその仕事はやらなくていいってリーダーに言われただけだ」


『じゃあ今は新しい仕事してるの？』



私が首を傾げると、コブラは言いづらそうに口を噤んだ。



ｺﾌﾞﾗ「ん、まぁ……聞き込み調査っつーか…調べモンっつーか…」


『そっか、闇ギルドにしては真面目だね。

………ん？キュベリオスどうしたの？』


「キシャァァァァ」


『もしかしてこれが食べたいの？いいよ、あげる』



私のポーチの中に入っていたのは、

マグノリアで買っておいたクリームパン。



「キシャァァァ！」


ｺﾌﾞﾗ「……おい、勝手に餌付けすんなよ」


『そんな悪いように言わないで』



コブラに言い返し、キュベリオスの頭を撫でると、

私はゆっくり立ち上がった。



『………で？』


ｺﾌﾞﾗ「あ？」


『これから、どうするの？』



私がにやっと笑うと、コブラはうっと焦った顔をする。



ｺﾌﾞﾗ「だ…だから言っただろ」


『なんて？』


ｺﾌﾞﾗ「っ……最初の話」


『忘れちゃったな』



私がふいっと歩き出すと、コブラは舌打ちしてから私の腕を掴んだ。



『！』


ｺﾌﾞﾗ「一緒に！……旅してやるっつってんだよ」



コブラの赤くなった顔が可愛くて、私はふふっと笑った。



『ありがとう。…ほら、行こ？』


ｺﾌﾞﾗ「っ……あぁ」




こうして私とコブラとキュベリオスで、

一緒に旅をすることになった。

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