毒竜とヒーラーは恋に落ちた【FAIRYTAIL】

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………と、いうことで


長い長い休暇をいただいたA・ファナレットは、


チーズケーキ巡りの旅に出かけることにしました。



移動で歩くから±0です。太りません。



色々な町を観光したり、山や森、浜辺とか自然の中を旅して、

行く先々のケーキ屋さんでチーズケーキを食べるんだ。



エルザにめちゃくちゃ羨ましがられたけど、

エルザと一緒にケーキを食べると

災難に遭うことが多いから……(ごめんね)



まずはシロツメの町に向かって、

ストロベリーレアチーズケーキを食べるの！



ミラから貰った、洋服や小物が魔法で縮小して入る

便利なポーチをぶらさげて、軽々と歩く。



いつも電車や馬車を使ってたけど、歩くのもいいなぁ。


広い草原をゆっくり歩くのは気持ちいい。




でも…………



いつも仕事では1人だけど、

こういう遊びに行く時も1人なのは、

ちょっと寂しいかもなぁ…なんて…




……まぁいっか。


今日は天気もいいし絶賛チーズケーキ日和だもん、元気に…




？「何がチーズケーキ日和だよ」


『！？』



ぐいっと肩を引っ張られ、思わず尻もちをつく。


聞き覚えのある声に振り向く。



『っ、いつも急に現れるんだから……』



案の定そこにいたのはコブラだった。


私が迷惑そうな視線を向けると、コブラも構わず言い返す。



ｺﾌﾞﾗ「ア？お前が1人で寂しいっていう声が聞こえたから
ただ来てやっただけだ。

なぁ、キュベリオス」


「キシャァァァァ」



コブラに合わせるように鳴いたキュベリオスに、

私は笑顔で話しかけた。



『キュベリオス、久しぶりだね〜元気にしてた？』


「キシャァァ！」



その様子を見たコブラが口調を荒らげる。



ｺﾌﾞﾗ「は？オレと態度が違いすぎるだろ」


『だってコブラはキュベリオスを使って
町の人たちを毒で襲う怖〜い人じゃない？

キュベリオスはコブラにいいように使われちゃって可哀想』


ｺﾌﾞﾗ「なっ！てめぇ………」



ちょっとコブラを挑発すると、彼は口をヒクッとさせた。


……あ、さすがに言いすぎた…かな、怒らせたかも。



少し焦ってそっと様子をうかがうと、

予想とは違う言葉が返ってきた。




ｺﾌﾞﾗ「……………もうやってねぇよ」

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