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再び目が覚めると、コブラはすでに起きていて、
座って洞窟の壁にもたれかかっていた。
コブラ、と声をかけると彼は私を見て、ぶわっと顔を赤らめる。
ｺﾌﾞﾗ「……悪かったな、ここまで来させて」
『ううん、毒蛇さんが呼んでくれなかったら、死んでたかもしれなかったんだよ？』
ゆっくり起き上がり微笑むと、コブラは拗ねたように言った。
ｺﾌﾞﾗ「…毒蛇さん、じゃなくてキュベリオスな」
『キュベリオス…？そうなんだ、キュベリオスって言うんだね』
かっこいいね、とキュベリオスの頭を撫でると、顔をぺろりと舐められる。
その光景をみて、コブラが驚き声を上げた。
ｺﾌﾞﾗ「お前、なんでそんなキュベリオスに懐かれてんだよ」
『？わかんないけど…』
いい子だもんね？と笑いかけると
キュベリオスは嬉しそうに身体を動かした。
コブラは心底驚いた顔をしていた。
ｺﾌﾞﾗ「オレのギルドの奴等にも懐かねぇのに…」
『あ、コブラってギルドに入ってたんだ』
ｺﾌﾞﾗ「あぁ、闇ギルドだけどな」
『！』
やっぱりそうなんだ……
たしかに町の人達を毒で襲ったのは酷いけど、
悪い人じゃなさそうなのに……
ｺﾌﾞﾗ「…お前はどうせ正規ギルドだろ」
『う、うん……妖精の尻尾にいるの』
ｺﾌﾞﾗ「あぁ、あの荒くれ集団か」
はい、ごもっともです。
心の中でぼそっと言うと、
私は何も言っていないのにコブラは笑い出した。
ｺﾌﾞﾗ「っはは、自分のギルドをそう言うなよ」
『…え？私、何も……』
ｺﾌﾞﾗ「まだ気付かねぇのかよ？
オレは心の声が聞こえるんだ」
心の、声……？
『人の心を読めるの？』
ｺﾌﾞﾗ「ちげーよ、聞こえんだよ。
だからこの間お前がやられたときもすぐ行けたんだよ」
『！』
“お前の声が聞こえたんだよ。来た理由はそれだけだ”
そっか、だからあの時……
なんだか嬉しくなって、私は微笑んだ。
ｺﾌﾞﾗ「にしても、オレは本来ウイルス効かねぇ身体なのにな」
『毒竜だから？
残念だけど、この感染症のウイルスはねちょっと特殊なんだよ』
ｺﾌﾞﾗ「そうか…ま、とにかく助かった」
そう言うと、コブラは立ち上がった。
ｺﾌﾞﾗ「ありがとな、……じゃ」
『うん……またね』
ｷｭﾍﾞﾘｵｽ「キシャァァァ」
コブラとキュベリオスは洞窟を出ていく。
その背中を見つめていると、
私は不思議と温かい気持ちになったのだった。
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しーちゃん(プロフ) - sakusakucookieさん» 模様ないとただのおじイケなんで性格さえ良ければ推せたのに…ぐぬぬ…。 (2020年4月21日 21時) (
レス) id: ed6ff61718 (このIDを非表示/違反報告)
sakusakucookie(プロフ) - しーちゃんさん» ですねですね(？？)顔だけは(笑)変な模様無かったら割とイケてる方ですよね！ (2020年4月21日 20時) (レス) id: 06cc87faab (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - sakusakucookieさん» アイドルを超越したアイドルですね(？？？)ブレイン顔だけはいいのに…(おじ好き)クールキャラも崩れてても最高にキュートです！！ (2020年4月21日 19時) (レス) id: ed6ff61718 (このIDを非表示/違反報告)
sakusakucookie(プロフ) - しーちゃんさん» 私も貢ぎます彼らに！！(もはやアイドル扱い)ブレイン私も大嫌いです…原作の方も大嫌いです()夢主ちゃんクールキャラでいこうと思ってたのにいつの間にか崩れてました(笑)あ！続編いくのでぜひ読んでください〜！！ (2020年4月21日 17時) (レス) id: 06cc87faab (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - sakusakucookieさん» 私のお金で2人が幸せになるならいくらでも借金します…ブレイン私が殴っていいですか？？2人の邪魔すんなよブレインまじぶっkr…。ですよね！もう私この夢主ちゃん大好き過ぎてきゅんきゅんしつつ夢主ちゃんの可愛さにも悶えてます！！ (2020年4月21日 15時) (レス) id: ed6ff61718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクパンダ | 作成日時：2020年4月11日 18時
