毒竜とヒーラーは恋に落ちた【FAIRYTAIL】

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『大丈夫！？どうしたの……？』



倒れているコブラに駆け寄る。



ｺﾌﾞﾗ「うっ………ぐ、」



とんでもない高熱……

そして頭を抑えているから頭痛……？


ボスコで流行ってる感染症だ、それも重症…！



『もう………』



こんなところで何してるんだか……

なんでもっと早く治療しなかったんだろう。


それにしても毒蛇さん、どうして私を…？




ｺﾌﾞﾗ「……A………」



『！』



ｺﾌﾞﾗ「うっ…………」




コブラが苦しそうに私の名前を呼ぶ。



もしかして………コブラが呼んでたから？

わざわざ私を探しに？



でも……こんな重症になるなんて、

ただでさえ元々重症だったのを、数日間放置してたに違いない。



強がって無理して洞窟を歩いてたら倒れちゃった、って感じかな…？


それで毒蛇さんは数日間私のことを探してたの？



ごめんね、と毒蛇の頭を撫でると頷くように舌を出した。



そしてゆっくり丁寧にコブラを治療していく。

重症な分だけ消費魔力も多いけど……気にしてられない。



数分後、コブラの寝息が少しずつ穏やかになってきた。



『ふぅ……良かった』



一息ついて、ふと彼の顔を見つめる。



『……黙ってたらかっこいいのに……』



すっと彼の頬に触れると、なんだか自分も眠たくなってきた。

きっと魔力の使いすぎだろう。



少しだけいっか……とコブラの隣で横になる。

私はゆっくり眠りに落ちた。

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