第6話 動揺 ページ8
近藤「今出られる隊士はこれだけか」
山南「すみません。私も怪我さえしていなければ」
近藤「いや、留守をしっかりしてもらわなければ」
死にいくものなのだ。大きな、近藤たちのような志を持つもの以外は
戦うの場など、進んで行くような者は少ない。
左之「こんなときにあいつらが使えればな」
少し、目を開くものが現れる。組長級の者たちだ
斎藤はそれに消極的に答えるが、動揺がみられる
沖田「左之さん、いくら小声でも隊士がいる前でその話は話していいんですか?」
左之「、あぁそうだったな。すまねぇ」
そう、彼もまた動揺していたのだ
隣にいる人がいないことに。自分が生かしたのに、自分が先に逝ってしまうのではという
恐怖と一人で闘っていたのだ
それなのに、彼をまた戦わせることになる言葉が発せられた
「原田組長、小桜さんの姿が見えませんが...自分が関係ないことは承知ですが
同じ伍長として、少し心配なのですが」
もう一人の伍長が、こう言った
左之「あ、あぁそうだな。あいつは、」
「小桜なら死んだ。お前らも知ってるだろう。昨日の古高俊太郎、桝屋に乗り込んだときの
傷が深すぎた。今朝、だったからな。報告が遅れた。
尚、十番組には伍長を一人決める。覚えておけ。」
左之がなんと言おうとしたのかは分からないが、その前に土方が全てを言い切った
誰もが"鬼"と言う男は1つ1つの言葉の裏には意味がある
覚えておけと言うが、生きてかえれ。とも思える
その解釈で戦い方が変わってくる
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kirakirahikaru0(プロフ) - 涙がとまりません!!素敵な作品でした。 (2019年7月6日 22時) (レス) id: 094bc50104 (このIDを非表示/違反報告)
彩楓(プロフ) - 涙が止まりません!!このお話に出会えて本当に良かったです!これからも頑張ってください! (2016年10月11日 16時) (レス) id: e14b6601c7 (このIDを非表示/違反報告)
風峰蒼(プロフ) - LOVEさん» うわぁ...もう本当にありがとうございます!感謝の言葉でいっぱいです! (2015年9月27日 7時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 原田さんは頑張った!だから自分の道を生きてほしい!……………な、な、涙が止まりそうにありません!((涙 これからも頑張ってください! (2015年9月27日 3時) (レス) id: 111dfe4918 (このIDを非表示/違反報告)
風峰蒼(プロフ) - キユさん» ありがとうございます!まさか、こんなに泣いてくださる方がいるなんて驚きました!ありがとうございます! (2015年6月20日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冬風青 | 作成日時:2014年12月22日 20時