検索窓
今日:13 hit、昨日:6 hit、合計:117,850 hit

第22話 強く ページ24

目が覚めると布団の中






「あ....原田さん、目が覚めましたか。土方さんを呼んできますから
じっとしていてくださいね。」







俺は意識がはっきりしないうちに千鶴は俺の部屋をでた







あいつ、寝てないんじゃないか...?






そんな疑問はすぐ消えた








「原田、目が覚めたか。」





「土方さんか.....」








「お前、ここ3日寝てたぞ」




珍しく優しい声でそんなことをいってくる





そんな余韻に浸りながら、疑問が次々とでてくる







「Aは.....」







「それなら、大丈夫だ。きちんとした葬儀はやってやれないが
幹部で墓は作った。」







「そうか.....」







自分がそこに立ち会えなかったことが悔しくて堪らなかった







「お前が寝てた間大変だったんだ。総司と平助は一向に泣き止まないし
こいつは強くなりたいって言い出すしよ」






「ハハッ総司が泣いたか.....あいつも慕われ過ぎてんな」




「まぁな。俺もその一人だぜ..?」







「そんで、千鶴。なんで、強くなりたいなんて言うんだ
お前はそのままでいいんだぜ。女は守られてろ」







千鶴は部屋のすみに、俺の薬を乗せていたお盆をギュット握りしめていた







「私も...小桜さんのようになりたいんです...
私も皆さんの役に立ちたい、そう思いました。あのような女性になりたい...」








涙を流しならがいう千鶴は本気でそう思っているようだ







だから俺はまだあまり力の入らない腕を持ち上げ小さい頭にのせた








「ありがとな.....そう考えるだけでつえぇよお前は.....な、土方さん」







何故俺にふるという目で睨んでくる







「ハァ....あぁ、あいつの件でもそうだが池田の件でいい動きをしてくれた
お前は強い。」








「......はい。」








まだ、何か引っかかる顔をして、それでも無理やり頷く









「雪村、こいつにお粥でも作ってやれ」






「はいっ!!」








土方さんが千鶴に仕事をやると、笑顔でそれを受ける








物好きだなと思うが.....俺もか









「んで....原田、お前はAについてわかったことがあるが聞くか...?」







「あぁ、当たり前だ」







「それは、どんなに辛くても受け止めると?これまで通り普通に接することができると?」








「....っあぁ」

第23話 耐えてたんだ→←第21話 終わったな



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (98 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
120人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , 原田左之助
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

kirakirahikaru0(プロフ) - 涙がとまりません!!素敵な作品でした。 (2019年7月6日 22時) (レス) id: 094bc50104 (このIDを非表示/違反報告)
彩楓(プロフ) - 涙が止まりません!!このお話に出会えて本当に良かったです!これからも頑張ってください! (2016年10月11日 16時) (レス) id: e14b6601c7 (このIDを非表示/違反報告)
風峰蒼(プロフ) - LOVEさん» うわぁ...もう本当にありがとうございます!感謝の言葉でいっぱいです! (2015年9月27日 7時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 原田さんは頑張った!だから自分の道を生きてほしい!……………な、な、涙が止まりそうにありません!((涙 これからも頑張ってください! (2015年9月27日 3時) (レス) id: 111dfe4918 (このIDを非表示/違反報告)
風峰蒼(プロフ) - キユさん» ありがとうございます!まさか、こんなに泣いてくださる方がいるなんて驚きました!ありがとうございます! (2015年6月20日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:冬風青 | 作成日時:2014年12月22日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。