槍使いの嫁の物語

第1話　巡察 ページ3

ある巡察の日


この日は、1番組と10番組が巡察の日
しかし私は1番組と行動を共にしていた。


あの日失敗作を見た”綱道の娘”だという雪村千鶴がこちらへ来ていた


あの副長が外へ出ることを許し、洗濯や掃除などをすることも
それに飯を一緒に食うことも許した



沖田「ねぇ何その顔」


貴方「別に何にもない、けど彼奴大丈夫な訳？」




「すみません。人を探してて…」



沖田「そんなに心配なら君が一緒に行って来たら？」


貴方「御免こうむる。残念だけど、今は刀しか持っていないのさ」


槍は巡察の時に邪魔だから人を、自分を守れるように剣術もやった


沖田「へーでも君なら千鶴ちゃんくらい守れるでしょ？まぁ守らなくていいけど」


貴方「はぁ…お前は一緒にいて疲れる」


沖田「何それ、ひどくない？」



これだから、10番組が楽なんだよ


「そういう感じの人ならしばらく前にそこの枡屋さんで見かけましたよ」



「本当ですか！？ありがとうございます！！」


沖田「ちょっ・・」



枡屋って長州の奴だっての


「貴様ら！もう一回言ってみろ！」

「吠えるなよ、壬生狼新選組が怖くて今日の町が歩けるか！」

「おのれ！」


貴方「総司、俺が彼奴を追いかける」


沖田「はぁ分かった、頼むよ」



何にもないといいけど、隊服着てないから彼奴は

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