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｢若さというのはときに糧となり時にアダとなる。強き矛と弱き盾。巨人と人類――どんなに進む盾を作ったところでそれが無意味になるほどの強き矛。それでも君は自ら進む盾になると？｣
その時の司令はどんなことをも見透かす様な目でとても鋭く私を視てきた。
その視線に軽く微笑し、エレン達が居る方をむく。
｢･･････わかりきったことを｣
それだけ言い残して近くの建物にアンカーを刺し、遠くの精鋭班がいる方へと向かった。
｢司令！あんな新兵を行かせてよかったのですか！危険すぎます！｣
｢心配無かろう。若さゆえに選ぶ選択肢が増える。進むも退くも彼女自身だ」
精鋭班のところに行くまでも、うじゃうじゃと湧いた巨人が襲ってくる。
だがしかし、そんなことも気にもせずに私は視界に入る巨人のうなじを削ぎまくった。
そしてやっと近づいてきた精鋭班とエレン達の居場所。
けれど、
｢･･････なんだ？｣
やっと着いたと思った場所には、大岩を担いで歩いている巨人と嬉しそうにその巨人を見るミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルトがいた。
そして何より地上に降り立って周りのこざかしい巨人を挑発し、そのままなすすべなく食べられていく兵士たちが視界に入ってくる。
これは一体どういう状態なのだろうか。
近くにいた兵士の元へ移動し、一体どういう状況なのかと問おうとしたその瞬間、その兵士は後ろから現れた巨人に食われてしまった。
そしてその返り血が私の頬へと飛びついてくる。
｢･･････こ･･････れは･･････｣
目を見開いて固まる私は未だ状況整理がつかず、状況を詳しく知っていそうな下に居るアッカーマンを見るも私と同様に先程食われていった兵士に対して驚きを隠せないでいるようだった。
もはや状況整理より巨人の駆逐が最優先だと考え直して巨人と戦う姿勢を取る。
｢おいミカサ・アッカーマン！これ以上犠牲を出したくないならお前も戦え！｣
｢A･ルジュナー･･････ｯ！ここは――私がやる！｣
アッカーマンと銀髪の女二人によって壁の前に来ていた巨人が削がれていった。
それを確認するとまた目の前の巨人を削ぎにかかる。
けれど、上手く削ぐことが出来ず急所を外す。
そろそろ立体起動ではなく私自身の体力が限界に近かった。
その時大きな音と共にまた円弾が打ち上げられる。
そしてそれは作戦成功を表すものだった。
｢今日人類が初めて巨人に勝ったよ･･････」
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history(プロフ) - リリーさん» ありがとうございます！ (2014年7月16日 17時) (
レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - 面白いです！これから続編読みに行ってきます！( ・＿・)ヾ (2014年7月16日 16時) (レス) id: c496c91bc4 (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - 不音 鈴さん» ありがとうございます 頑張って更新していきます (2014年4月5日 21時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - カルラ*さん» ありがとうございます 頑張って書いていきたいと思います (2014年4月5日 21時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
不音 鈴 - 面白いです次をすごく待ってます (2014年4月4日 17時) (レス) id: 12b00b42d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｓ | 作成日時：2014年3月4日 20時
