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「暇だねぇ〜」
「うるせぇ黙れクソメガネ。テメェが暇でも俺はやらなきゃいけねぇことがたくさんあるんだよ」
特に何もすることなく暇だったのでリヴァイのところに行って話している私。
と言ってもさほど会話にはなっていないところがリヴァイらしい。
「そう言えばさ!来週の壁外調査!いい巨人に会えるかなぁ〜」
「知らん。そんなに巨人が好きなら壁外で奇行種同士仲良く暮らせ」
「それもいいかもねぇ〜。毎日巨人といっしょなんて素晴らしいじゃないか!」
といったらリヴァイに思いっきり冷めた目で見られた。
冗談だよと言おうとしたタイミングでドアがノックされ、ペトラが入ってきた。
「ぺトラです。紅茶持ってきました」
「入れ」
「失礼します」
「やぁペトラ。いつもすまないね」
「いえお気遣いなく」
そういって私達に紅茶をくばるペトラ。
そうすると何かを思い出したように話はじめた。
「そういえばさっきエレンとAが一緒にハンジさんの巨人の資料見てましたよ」
「本当かい!それは嬉しいなぁ」
「あのクソガキども、壁外調査よりクソメガネの資料を見るとはな」
「あっいえ、そっちもちゃんと見ていましたよ。とても面白い二人ですね」
「エレンとAはなにげに仲がいいからね!これAに言ったら殴られるけど」
でもあの二人は見ていて本当にとても面白い。
漫才コンビみたいな感じがする。
でも絡み方でいうとリヴァイとの仲もと思いちらっとリヴァイを見ると、
「なんだ見んじゃねぇ。気持ち悪い」
口悪く罵られた。
その様子に深く溜息を吐いて苦笑した。
***************
「あぁー疲れたー」
「いやお前は自主的に見入ってだけじゃん」
「お前本当に性格かたいよな」
「ほっておけ」
なくなった紅茶のカップを手に休憩がてら新しい飲み物をとりにいくため廊下を歩いていた。
すると、目の前から分隊長が歩いてくる。
「やぁ!」
「ハンジさん、お疲れ様です」
「うん!おつかれさまだね!巨人の資料どうだった?」
「強いていうならですね、極わずか役たちました。ですがいきなりあの量送られてきてもですね」
「そうかそうか!面白かったか!それはよかったよ!まだたくさんあるからいつでも見に来てね!」
「・・・・・・もういいです」
今朝渡された資料の感想を聞かれれば、若干引き気味に回答をした。
けれど、あの量は迷惑だと遠回しに言うより先に言葉を遮られてしまった。
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history(プロフ) - リリーさん» ありがとうございます! (2014年7月16日 17時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - 面白いです!これから続編読みに行ってきます!( ・_・)ヾ (2014年7月16日 16時) (レス) id: c496c91bc4 (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - 不音 鈴さん» ありがとうございます 頑張って更新していきます (2014年4月5日 21時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - カルラ*さん» ありがとうございます 頑張って書いていきたいと思います (2014年4月5日 21時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
不音 鈴 - 面白いです次をすごく待ってます (2014年4月4日 17時) (レス) id: 12b00b42d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:s | 作成日時:2014年3月4日 20時