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そして肝心の分隊長はというと木の陰をうまく利用して移動し、こちらをおちょくってくる。
普段からこれくらいしっかりした人だと助かるのになと心の中でボソッと呟いた。
すると、
｢A！あなたは右側からお願い！｣
ペトラさんから指示が飛び、ソレに沿うように右に切り返すためアンカーを差し替える。
けれど、ここで分散しても何も意味ないのではと思ったが黙っておいた。
｢ほらほら〜！そんなんじゃ巨人に追いつかれちゃうよー！｣
ちょくちょく姿を出す分隊長。
おちょくられてる感が徐々に増して多少イラっとくる。
体調が悪いせいかいつもなら出るほどのスピードが出ずむしろリヴァイ班の中で一番遅いくらいだった
それでも機動技術でなんとかカバーしつつ目標を追いかけた
開始から約二十分
補給をしつつ訓練するもそれでも徐々に言うことを聞かなくなっていく体
この訓練中さえ持ってくれればあとはどうにでもなると何度も言い聞かせた
それすらも限界なのか徐々に視界が歪みはじめたと思ったら
｢訓練終了だ！各自元の場所へ戻れ｣
｢えっ？兵長！まだハンジさんを捕まえていませんよ｣
｢うるせぇとっとと戻れ｣
｢ちぇっ分隊長は俺が捕まえるはずだったのに｣
｢舌噛むわよ｣
終了の合図が聞こえ全員元の場へ戻りはじめる
それにしても分隊長を捕まえる目的で時間制限はなかったはずなのに戻れと言われ班員には疑問が浮かんでいた
｢今日の訓練は終わりにする。いいなハンジ｣
｢あぁ私もそれがいいと思うよ。このままやったって意味がないしね｣
｢あぁ、各自解散しろ｣
｢兵長、なんで今日終わりになったんすか？｣
｢さっきハンジが言った通りだ。とっととクソして休め｣
終わりになった理由をしっかりと聞きたくてリヴァイに話しかけようとした時
｢ねぇA｣
｢なんですか、ペトラさん｣
｢今日調子が出てなかったみたいだけど体調でも悪いの?｣
多分ここ一番でマヌケな顔をしたかもしれない
でもそれほど驚いた
まさか隠していた筈の体調不良に気づかれてるなんて思っていなかったからだ
こんなことに気づかれるのは初めてで少し戸惑った
｢あっ･･････いえ大丈夫です。昨日少し動きすぎてしまって｣
｢そっか。ならいいんだけど。何かあったら女同士なんだから気使わずにいってね。じゃあしっかり休んでね｣
｢はい｣
女同士とか気使わずにとか言われた所で今まで一人で生きてきた私にはそんなの無理だと思った瞬間だった。
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history(プロフ) - リリーさん» ありがとうございます！ (2014年7月16日 17時) (
レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - 面白いです！これから続編読みに行ってきます！( ・＿・)ヾ (2014年7月16日 16時) (レス) id: c496c91bc4 (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - 不音 鈴さん» ありがとうございます 頑張って更新していきます (2014年4月5日 21時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - カルラ*さん» ありがとうございます 頑張って書いていきたいと思います (2014年4月5日 21時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
不音 鈴 - 面白いです次をすごく待ってます (2014年4月4日 17時) (レス) id: 12b00b42d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｓ | 作成日時：2014年3月4日 20時
