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「エレンがさらわれちゃった・・・・・・――いや恐喝なんかにエレンは渡さない!」
「黙れクソメガネ。渡さねぇのはエレンだけじゃねぇ」
「兵長一体どうしましょう・・・・・・私たち何をしたら」
「簡単だ。ソイツらの住処を見つけエレンとAを救出。その後は好きにしろ」
「我々が全力を尽くして発見いたします!」
「君らだけに任せるわけに行かない!何のために私たちがいると思ってるのさ」
「お前は捕まえるための雑務をさせるためだ」
「そりゃないよリヴァイ・・・・・・」
住処を特定したとしても行動できるのはそのあと。
見つけるその時まではどうにもできない。
となると俺達に出来る事は少しでも早く居所を見つけてやることだ。
「焦らなくていい。だが遅すぎていいわけでもない。重要な部分を見落とさないように気をつけろ」
『ハッ!』
***************
「んっ・・・・・・」
ボーッとする頭の中で重いまぶたを少し開けると至極退屈そうな表情をしたエレンと目があった。
いつの間にか寝てしまったのかと未だハッキリしない意識を覚醒させようとする。
すると、微笑しながら私を見るエレン。
「ずいぶん寝てたぞ」
「うるさい。それより今は何時くらいかな?」
「さぁ?まぁでも朝ぐらいじゃね?」
「そっか」
「ずっとこの体制だから体がうずうずしてしょうがねぇコレ」
「ならほどいてやろうか?」
嫌味な言葉とともにまた男が入ってくる。
今度は同じく窃盗を試みた子分みたいな男二人を連れていた。
「今度は子分連れか」
「強がってられんのも今のうちだぜ?威勢のいいお嬢さん。そっちの男の子はこれから俺たちの金回りをもっと良くしてくれるよう違う場所に売り飛ばしだ。お嬢さんは――態度次第だな」
「断る。誰がお前らの言う通りになるか」
「お前らそんなことして何がしたいんだ」
気持ち悪い男どもの言いなりになるくらいなら死んだほうがマシだと言ってやりたかったが、エレンがコソコソと口ぱくでシーっとやってきたのでそっと口を噤んだ。
「じゃあ・・・・・・――」
三人組のボスがそういいかけ、横の子分達に目線で何かを合図した。
その瞬間、バキッと言う音と共に殴られた。
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history(プロフ) - リリーさん» ありがとうございます! (2014年7月16日 17時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - 面白いです!これから続編読みに行ってきます!( ・_・)ヾ (2014年7月16日 16時) (レス) id: c496c91bc4 (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - 不音 鈴さん» ありがとうございます 頑張って更新していきます (2014年4月5日 21時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - カルラ*さん» ありがとうございます 頑張って書いていきたいと思います (2014年4月5日 21時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
不音 鈴 - 面白いです次をすごく待ってます (2014年4月4日 17時) (レス) id: 12b00b42d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:s | 作成日時:2014年3月4日 20時