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「失礼します・・・・・・」
「ぺトラか。なんだ」
控え気味に鳴らされた扉のノック。
ソレに返答をすればペトラが血相を変えて入ってきた。
一体何が起きたのかと思えば
「兵長・・・・・・!エレンとAが未だに帰ってきません!」
少し焦ったようにまだ帰ってきていないクソガキどものことを心配している。
けれどペトラと対照的に俺は逆に荷物も持ってこねぇ訓練にもこねぇはなと少し呆れかけていた。
「訓練すっぽかしたクソガキどもに興味はない。おおかたどこぞで遊んでいるのだろう」
「今はもう22時です!こんな時間まで遊んでいるとは考えづらいです!」
「チッしかたねぇな。ここに班員全員集めろ」
「了解です!」
言われてみればさすがにこの時間で戻ってこないとは気にはなる。
厄介なことに巻き込まれてなきゃいいけどなと頭の片隅で思考した。
「兵長、連れてきました!」
「今のこの時間になってもエレンとAが帰っていないことはしっているな」
「おおかたどっかであそびほうけてんじゃないっすか?」
「オルオ、それは考えにくい。それにエレンはそんなことしないだろう」
「私もそう思うわよ」
「兵長、それで俺たちに探しに行けってことですか?」
「グンタの言う通りだ。オルオとエルドは駐屯兵団・憲兵団に見たやつがいないか内々に聞いて来い。ぺトラとグンタは街を見て来い。俺はエルヴィンとハンジに伝えてくる。頼むぞ」
「「「「ハッ!」」」」
方々に指示を出し、エレン達の捜索が始まった。
早々に兵士長室を後にし、自室で怪しい何かを作っていたハンジを引っ張り団長室まで来た。
「入るぞエルヴィン」
ノックも無しにハンジを引きづったまま団長室の扉を開けた。
すると、その奥で優雅に座っているエルヴィンと視線があう。
「なんだリヴァイ、ハンジ」
「いやぁ私はリヴァイに勝手に連れてこられただけで何がなんだかサッパリ」
「エレンとAが旧本部に帰ってこない」
「えっ エレンが!?もっもしや巨人の力を研究するために憲兵団が・・・・・・――」
「それはテメェーだろうが」
「帰ってこないとはどういうことだ」
「あぁ」
まだ横でグチグチ喋っていたクソメガネを放置してエルヴィンと話した。
昼間の買い物から帰っていないことそれ以外はまだ調査中だということ。
エルヴィンは難しい顔をしながら話を聞いていた。
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history(プロフ) - リリーさん» ありがとうございます! (2014年7月16日 17時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - 面白いです!これから続編読みに行ってきます!( ・_・)ヾ (2014年7月16日 16時) (レス) id: c496c91bc4 (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - 不音 鈴さん» ありがとうございます 頑張って更新していきます (2014年4月5日 21時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - カルラ*さん» ありがとうございます 頑張って書いていきたいと思います (2014年4月5日 21時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
不音 鈴 - 面白いです次をすごく待ってます (2014年4月4日 17時) (レス) id: 12b00b42d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:s | 作成日時:2014年3月4日 20時