炎のゴブレット9 ページ5
ある日、ダンスパーティについて、夕飯時にダンブルドアから話が出た。
4年生以上は絶対参加、そして条件はパートナーがいること。
パートナー…わかってる、無理なのは…
顔を上げると、ドラコの周りには女の子達が沢山集まっていた。
ドラコと目が合った、私はそらしてしまった。
ハーマイオニー「A？」
「トイレ行ってくるね」
私は席を立った。
誰にも会いたくなくて、医務室に向かった。
マダムポンフリーも食事に行っているし、今日は入院している生徒もいない。
奥のテーブルに私は突っ伏した。
？「A？」
顔を上げるとそこにいたのはジョージだった。
「ジョージ…」
ジョージ「悪かったな、マルフォイじゃなくて」
「！？」
ジョージ「好きなんだろ？俺からしたら反吐が出るけど」
「…別に好きとか、そういうんじゃ」
ジョージ「ずっと見てたからわかるよ」
「…」
ジョージ「A、俺とダンスパーティ行かない？」
「えっ？」
ジョージ「マルフォイとは絶対無理だろ？アイツ、父親からパートナー指定されてるらしいぞ」
「そう…なの？」
ジョージ「うん、俺の情報網は間違いないから」
「…」
ジョージ「返事はすぐじゃなくても良いからさ」
ジョージは私の頭をポンっとして居なくなった。
私は意を決して、天文台に行った。
ドラコはそこにいた。
「来なかったら、どうするつもりだったの？」
ドラコ「来るまで待つ」
「風邪ひくよ」
ドラコ「平気だ」
私は黙ってドラコの隣に座った。
気まずい沈黙が続いた。
「お父さんから、パートナー指定されてるって本当？」
ドラコ「なんでそれを…」
「噂で聞いた」
ドラコ「でも俺は…」
「私はねージョージに誘われたの」
ドラコ「ジョージってウィーズリーのか？」
「うん、返事今じゃなくてもいいって」
ドラコ「…」
「ジョージと行こうと思ってる」
Aは微笑んでそう言った。
断ってほしいなんて、言えない
俺と行ってくれとも言えない
父上は…絶対だ。
今回は特に、マルフォイ家と親しい家の令嬢だ。
断れるわけがない
今後もこういう事が続くんだろう
だからAに好きと言えない
堂々と2人で居られない
俺はいつ、闇の陣営に身を投じるかわからない。
一緒に居られなくなるその時まで傍に居たい…
俺のわがままだ。
Aは、全部わかってるんだろう。
俺からは言い出せないから…
俺は弱い。
ドラコ「すまない」
Aは微笑んだ。
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雨(プロフ) - ドラコが好きなのでとてもうれしい作品です！！読んでいてとても面白いです！更新楽しみに待ってますね！！ (2023年1月29日 20時) (
レス) id: 4bcc523ea8 (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - みんみんさん» ありがとうございます！ゆっくりですが更新頑張ります！ (2022年11月21日 22時) (レス) id: 411c1c67d7 (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 素敵帽子君さん» ありがとうございます！更新遅くてすみません、頑張ります！ (2022年11月21日 22時) (レス) @page16 id: 411c1c67d7 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - 更新待ってます (2022年10月17日 0時) (レス) @page15 id: fddf938661 (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子君(プロフ) - すごく読みやすいし、次が気になるとっても素敵な物語ですね！！！更新頑張ってください！！ (2022年6月13日 21時) (レス) @page15 id: c489a86344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sakura | 作成日時：2022年1月11日 21時
