MerryChristmas ページ1
「Aさん!早くしてくださいっス」
いつも以上にテンションの高い金髪の女
巷では赤い弾丸と恐れられる
鬼兵隊・来島また子だ
私から見れば可愛らしい女の子というようにしか見えないのだが…
前置きはこのくらいに
彼女のテンションが高い理由は
今日が12月25日だからだ
そうクリスマス
「材料もちゃんと揃えましたっス」
敬礼のようなポーズをして楽しそうに笑うまた子
『クリスマスか…ケーキでも焼きましょうか』
数日前に私が言った一言
私としては何気ない一言であったのだが
『ケーキ?』
と瞳をキラキラと輝かせているまた子がいた
それから今日までずっとこのテンションという訳だ
万斎曰く
『幼いころから男に囲まれていたのだからそんな事には無縁だったのでござろう』
だそうだ
「Aさん?どうしたんスか?」
「なんでもないわ!さぁはじめましょ」
「はいっス」
2時間程経って片付けまで終わり一息ついていると
「ケーキ作りって大変なんスね」
疲れきって座り込んでしまった
「慣れればできるようになるわ」
「そうっスかねぇ…」
「大丈夫よ、練習する時には私も付き合うから」
「がんばります…」
う〜と唸り声を出すまた子
「あ、このケーキ何等分にする?」
確か神威と阿伏兎も来ているはずよね…
「え〜っと、私とAさんと万斎先輩に武市先輩…
あと晋助さま」
「晋助は食べないと思うわ」
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作者名:澪桜 x他1人 | 作成日時:2017年12月26日 1時