また会いましたねこんにちわ、留年生です

皆＋私＝最強セット ページ3

こんにちは、Aです
ところで突然だけど、女の子らしい叫びかたってあるじゃない？

きゃ！とかいやん！とか

あれはさ、所詮ぶりっこが自分をか弱く見せるために怖くもないのに出した声だと思うのね


じゃあ本気の叫びはどんな感じかって？


「レオォオオォオォ！！！！やぁああめぇろおおおぉおぉ！！！！」


こうだ


「バカなの？！何で数あるメモ帳の中でわざわざこのドレスにマジックで書こうとしてんの！？」

「止めてくれるな！今これを失えば世界的損失だぞ！？」

「馬鹿者！僕がAのために仕立てたドレスを汚す方が世界的損失に決まっているだろう！」


説明しよ・・・しなくても分かるか

このインスピレーション放出機のことだ
多分もうテレビがついただけで沸き上がるぞ


「それにしても似合ってるぞ、なあ日々樹？」

「ええ！さすが我らがクイーン！この日のために貴女のスリーサイズを調べた甲斐がありました」

「・・・は？」


ナニイッテルノコノヒト・・・

お前まさか


「お前か！いっつも斉宮にサイズ教えてたの！通りで毎回サイズぴったりなはずだよ！つかどうやって調べてんの！？」

「貴女の日々樹渉です！」ドヤァ

「お前何言ってんの？」


しかもなんでドヤッてんの？


「お、似合ってんなぁA」

「ホントですね、やっぱり若い子は華があるなあ」

「あぁああぁあっ！私の癒し組！」


はあぁぁぁあ空気がおいしい！
しばらく癒し組からは離れてたからほんと嬉しい

「うむ、確かに可愛いのう、もって帰ろうかの」

「そんな、このワンちゃんかわいい、もって帰ろ、くらいの勢いで言わないで」

「じゃあ僕は買おうかな」

「は？俺が買うし」

「僕に決まっている」

「いやいや、俺といた方が楽しいって」


は？


「ぷかぷか・・・」

「やめろどうしたんだ奏汰！笑顔で茄子を押し付けてくるな！」

「おお！？いいなそれ！インスピレーションが沸き上がるぞ！誰も俺を止められない！」


お前ら・・・


「うるっせぇぇぇぇっ！ちょっと落ち着けっ！あと私に食べる暇を寄越せ！




・・・ふふっ」





なんかこういうの良い
なんにも意味なんか無いけど、騒いで、怒って、爆笑して
ずっとこうしていたいけど、そうもいかない

だから


「今日くらいは良いよね」


明日から頑張るからさ





「経済面的にも、僕で決定だね」

「まだその話してたの」

「それなら俺の嫁に来るか、嬢ちゃん」

「普通に惚れるんだが」

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