(リクエスト)ロスタイムメモリー[ケイセツ] ページ5
いつまでたってもお前の影を忘れることが出来ない。
お前がいなくなった後も…
ずっと……
とある夏の夕暮れ_
「俺に構うんじゃねえよ。」
俺が(名前)の手を払おうとすると(名前)は俺の手を強く握った。
「行かないよ。」
(名前)は強い口調で俺に言った。思わずカッとして「煩いな!!」と強く言い放つと(名前)の進む一歩先を進んだ。
本当に思ってたこと、伝えたいことは違うのに。_
現在_
俺は未だに(名前)のことを忘れることが出来ない。ふと、(名前)の声が聞こえた様な気がして振り向くとそこには誰もいないのだ。
幻覚、夢を見ているような。そんな日々で時間を無駄にする。
巻き戻ってくれりゃ、越したことはないのにな。
「心配だよ」
「!!」
(名前)の声が頭の中で反響する。(名前)が俺に向けて言ってくれていた言葉。
「もう…俺に構わないでくれ……、俺を許してくれよ………(名前)…。」
俺は地面にズルズルと座りこみ、近くに転がっていたハサミに目をやった。
あのハサミで(名前)のもとに行けるのだろうか。伝えられなかったことを言えるのだろうか。
俺はハサミを手に取り、首に向けて降り下ろした。夏の温度が、夕暮れが、俺を照らしていた。
「炎天下に…お前のところに連れてってくれよ。」
刹那。意識が途切れた。
俺は…ポックリ逝ったのだろうか。死んでしまったのだろうか。
周りを見渡すと小学生だった頃の教室にたっていた。まさか。此処は…
俺が教室から目を移し、目の前を見ると会いたかったヤツと目があった。
「(名前)…」
「久しぶり、ケイセツ。」
(名前)が俺を見て微笑む。その笑顔は夕暮れの日射しに照らされて以前と変わらず眩しい。
「なんで…なんでいなくなったりしたんだ…」
「ごめんね。…私、死んじゃったんだ……」
(名前)は申し訳なさそうに顔を伏せる。すると俺の気持ちを察したのか話し始めた。
「でも、ケイセツはまだやることあるでしょ?だから、もう帰らないと。」
「…っ、待ってくれ…まだ言いたいことが……」
サヨナラ…しようか。
そんな言葉聞きたいんじゃないんだ。そんな悲しいこと…聞きたくない…
「待ってくれ(名前)!!」
消えそうな(名前)の手を掴み、泣きそうなのを偽って小さく告げる。
「ありがとう_」
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ジオ@潮風(プロフ) - ランスロットさん» ありがとうございます! (2018年1月28日 21時) (レス) id: 75bf728818 (このIDを非表示/違反報告)
ランスロット - とても面白かったです。これからも頑張ってください。 (2018年1月26日 19時) (レス) id: ea6e6e427e (このIDを非表示/違反報告)
山桜桃(プロフ) - ジオ@潮風さん» 私は駄作者の天才です←((テスト期間中にごめんなさいm(_ _)m(駄作者は卒業までひたすらテスト期間泣) (2017年11月4日 18時) (レス) id: 1f4ae366a2 (このIDを非表示/違反報告)
ジオ@潮風(プロフ) - 淵神八雲さん» 了解しました!貴方様もテスト期間なのですか…お互い頑張りましょう(´・ω・`)気長にお待ちくだしゃい (2017年11月4日 12時) (レス) id: 75bf728818 (このIDを非表示/違反報告)
淵神八雲 - 初めまして。リク良いですか?双星カケルで「ポーカーフェイス」お願いします!テスト期間中に申し訳ないです…あ、そういえば僕もテストがあったような気が…?すみません、つい無駄な事書いてしまいました。 (2017年11月4日 8時) (レス) id: e5e94a390f (このIDを非表示/違反報告)
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