(リクエスト)透明アンサー[紅シュウ] ページ11
本編がっつり無視。←
作者はシュウ君の口調が迷子です。
PVもリスペクトしてます…
隣から俺を微笑みを送りながら見つめる少女がいる。
今日の席替えで隣になった(名前)だ。正直なところ、(名前)とは今まで関わりが無かった。
特に気にしている訳でもない“普通のクラスメート”と言ったところだろうか。
そんな(名前)が何故こちらを見ているのか、俺には理解出来ない。
ならばこちらから話かけてみるか。
「…どうしてこっちを見てるんだ?」
「え?だって、せっかく隣になったんだから仲良くなりたいなーって思って。」
そういうと(名前)はあどけなさの残る笑顔を見せた。その笑顔に思わず俺も微笑みを返した。
「あ!今笑ってくれた!」
「笑っちゃ駄目なのか…?」
「あ、いや、そういう訳じゃないけど…」
少し困ったような顔をして語尾を濁らせる(名前)。表情がバルトみたいにコロコロ変わる奴なのか。
なんとなく、これからの席での生活が楽しくなりそうだと思った。
ーーー
とある日、テストが返されることになった。
「シュウ君100点なんて凄いね!」
「まぁ、今回のテストは簡単だったしな。(名前)は?」
「えーっと、私は…」
視線をそらし、言葉を濁らせる(名前)の点数を見ると半分も言っていないのが見えた。勉強は苦手の様だ。
「あ、でもこうやって…」
「?」
唐突に(名前)が自分のテストを折り曲げ慣れた手つきで形を作るとそこには紙飛行機が出来ていた。
…(名前)には勉強とは違った才能があるようだ。
ーーー
教室に入り俺は目の前の光景に絶句する。悲しみの波に包まれた教室の机に花瓶がポツンと置いてあった。
誰の机に置いてあったかは言うまでもない。
俺は衝動的に教室を出て階段をかけ上がり、屋上の扉を開く。
(名前)がまだ、ここにいるような気がして。
俺は(名前)のことを分かっていると思っていた。でもそれはただの“思いこみ”に過ぎず、結局は何も分かってなどいなかったのだ。
「(名前)…ごめん……」
泣きながらただ言葉を吐く。もう俺には謝ることしか出来ない。
その時、一瞬、俺の涙を拭くように何かが俺の頬に触れた。
溢れでる涙を堪え、届くはずのない空に手を伸ばし、口を微かに動かす。
「(名前)のこと、忘れない_」
終わり ログインすれば
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ジオ@潮風(プロフ) - ランスロットさん» ありがとうございます! (2018年1月28日 21時) (レス) id: 75bf728818 (このIDを非表示/違反報告)
ランスロット - とても面白かったです。これからも頑張ってください。 (2018年1月26日 19時) (レス) id: ea6e6e427e (このIDを非表示/違反報告)
山桜桃(プロフ) - ジオ@潮風さん» 私は駄作者の天才です←((テスト期間中にごめんなさいm(_ _)m(駄作者は卒業までひたすらテスト期間泣) (2017年11月4日 18時) (レス) id: 1f4ae366a2 (このIDを非表示/違反報告)
ジオ@潮風(プロフ) - 淵神八雲さん» 了解しました!貴方様もテスト期間なのですか…お互い頑張りましょう(´・ω・`)気長にお待ちくだしゃい (2017年11月4日 12時) (レス) id: 75bf728818 (このIDを非表示/違反報告)
淵神八雲 - 初めまして。リク良いですか?双星カケルで「ポーカーフェイス」お願いします!テスト期間中に申し訳ないです…あ、そういえば僕もテストがあったような気が…?すみません、つい無駄な事書いてしまいました。 (2017年11月4日 8時) (レス) id: e5e94a390f (このIDを非表示/違反報告)
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