開き直り7度「演技スキル」 ページ9
〜〜A視点〜〜
A:…
?:…
…この人名前なんだっけ…(自己紹介を盛大に聞き流してた。
とりあえず名前わかんないから茶髪君と呼ぼそうしよ。
てかめっちゃエスコートしてくれてるよ。なんか車道側歩いてくれてる。
てか隣から溢れるしゃららんオーラが眩しい。眩しいよ茶髪君。
茶(キ):咲…君はいつもこのような時間まで、外にいるのですか?
うわいきなり名前呼び…つーか名前じゃねぇや偽名…それでも名前呼び…
茶(キ):……咲?
ムッとした表情で私の顔を見てきた…茶髪君…距離感おかしいぞ…いつのまに私達そんな仲良くなったんだい…
A:…あ、すいません。いつもはもっと明るい時間に帰宅してます。今日は用事があったのでこのような時間に。
補習とコンビニでカフェオレといちごオレどっちを買うか迷っていたからとか馬鹿正直に言えるわけないよねしってる。
A:あの。もう駅なのでここで大丈夫です。
茶(キ):そうですか…
やけにしょんぼり顔。そしてすぐ
茶(キ):そう、言ってしまえば僕も電車を使っている身でした。この駅だと○○線ですね。
嘘だろ一緒だよ、え、なによこわいよ
A:そうですか私は別方向住まいなので△△線ですね。
…また茶髪君から薄い煙が出た。
なん…なんか…し…しっぽが…
ふぅ…幻覚。茶髪君本人にも見えてるみたいだけど幻覚。
A:あ、あと3分くらいで○○線きますね。急いだ方が良いのでは?
茶(キ):そ…そうきましたか…まぁ…
なんかボロボロになってる。
茶(キ):では、別れの前に…
なんか私の手を掴んだ。ん?私達そんn((
茶(キ):…僕の名前、覚えておいてくださいね…A?
…忠誠ィ…つーかなんで知ってんの。
いや、怖え、怖。ストーカー?
知ってて私の事咲って言ってたのこの人。
怖っ…
…てか君の名前私わかんない()
そこでスマホの着信音。見てみると…男友達。
A:あ、ちょっとすいません、
外に出て、電話にも出る(
A:イタ?まち?
友:まち、ごめ
A:おけ。
本来ならここで電話が切れたので終了なのだが、今回はまだ終わらない
演技開始。声のボリュームをおかしくない程度にあげた
A: もっしー?○○くん?げんき?え、Aちゃん?げんきだよ♡
吹き出す音が聞こえた。
A:ふふ、○○くんすーき♡ねぇ○○くんは?そ!嬉しい♡で、どうしたの?
この後散々喋らないスマホ相手にいちゃついた。
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作者名:桜蘭 | 作成日時:2019年8月5日 14時