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第35話 ページ8

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貴女「二人とも気をつけて行ってらっしゃい」


見送ってくれるAに兄さんは、


インドラ「行ってくる」

と昔のようにAの頭を撫でた。



アシュラ「…行ってきます」



そう言うとAは「行ってらっしゃい」と優しい笑顔で返してくれる。




俺と兄さんは歩き始めてその背中をAが見送ってくれる。



暫く兄さんと一緒に歩いている間に、


アシュラ「A…また綺麗になりましたね」


と言うと兄さんも「そうだな」とどこか穏やかな様子でそう言った。




その後に別れ道で兄さんと離れると後を着けてきたタイゾウに声をかける。



どうやら俺に着いてきてくれるらしく「母ちゃんの具合わるいんだろ?」と言うと「是非役に立って来いってよ」と言われてなんだか嬉しく思う。



しかしそんなタイゾウに俺は打ち明けた。




アシュラ「俺は里に戻る気は無いぜ、兄さんやAの為にも俺は邪魔だろうしさ」


そう言う俺にタイゾウは心配してくれたがもう決めた事だと言うとそれ以上は言わなかった。



タイゾウ「それじゃどこに行くつもりなんだ?」


そう言われて悩む俺にタイゾウは言う。


タイゾウ「でもよ親父さん、旅先の連中が困っているから助けて来いって言ったんだろ?

だったら行かないとまずいんじゃないのか?」


そう言われて「それもそうだな」と言い、


アシュラ「じゃあ行くだけ行ってまた考えるか」


そう決めるとタイゾウは笑顔で、

タイゾウ「おぉ!そうしようぜ!」

と言うのが頼もしく思えた。

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設定タグ:NARUTO疾風伝 , 大筒木インドラ , 大筒木アシュラ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:わん | 作成日時:2022年9月29日 18時

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