おまけ ページ34
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温かい日差しが窓から部屋にゆらゆらと揺れる。
小鳥の囀りに長閑な風が吹いて部屋のカーテンを揺らす。
すると開いた窓からひらひらと桜の花びらが一枚入ってきては寝る俺の額に乗る。
どうもこそばゆくて俺は目を覚ますとその花びらを誰かが摘んで取ってくれた、ぼやけた視界でその人を薄目に見つめる。
貴女「あ、起こしちゃった…?」
目が覚めてハッキリとした視界でAが俺を覗き込む、俺はそんな光景につい綻んでしまう。
アシュラ「おはよ」
貴女「おはようアシュラ」
俺は自分の被っていた布団を開けるとAが入れるようにスペースを空けて、ポンポンと布団を叩き中に入るように促す。
貴女「もうお昼だよ?」
そう言うAに俺は「じゃあ昼寝だな」と言うとAは仕方ないと言いたげな表情で微笑して俺の布団の中に入ってくれた。
俺はそんなAを抱きしめて一緒に寝る。
貴女「アシュラの心臓の音が聞こえる」
そう俺の腕の中で言うAは俺を抱き締め返しては俺の胸に額を当てて目を瞑る。
そんなAが愛おしくてそっとAの旋毛にキスをするとAは俺を見上げた。
頬を赤らませるAに「嫌だったか?」と聞くと首を横に振った。
貴女「旋毛じゃなくて…口に…して欲しくて」
顔を真っ赤にして言うAに目を丸くする。
俺はそんなAが可愛すぎて俺はつい強く抱き締めた。
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作者名:わん | 作成日時:2022年9月29日 18時