第45話 ページ18
A視点
インドラを見た時いつもと違う雰囲気にきっと忍宗の後継者について聞いたんだと理解した。
私はこれからアシュラと婚姻する…だから、インドラとはこれ以上関係を持てない…
だけど…そんなインドラにも寄り添っていきたい、そう思うのはきっと私だけじゃない。
貴女「インドラ…残念だったね」
そう言うとインドラは私を押し倒した。
背中から床に勢い良く倒れて思わず「痛っ」と声に出てしまう…
貴女「インドラ…？」
俯くインドラの顔が見えなくて心配になって起き上がろうとするとインドラは私に馬乗りになり手首を強く握り締めた。
貴女「っ！インドラ！ダメだよ！」
悪い予感がして止めようとしたけどもう遅かった…
インドラの唇が私の唇と重なる。
貴女「っ！だめ…っ」
口を開けばインドラの舌が口内に入っては深く濃い接吻を交わす。
息が続かなくて苦しむ私から一旦口を離すインドラ、息を整える暇もなく再び重なる唇…
貴女「やめ…て…」
インドラの赤い写輪眼が私の目を見る、しかしその模様は前とは変わっていて、私は必死に怖いと思ったらダメだと強く自分を持つ。
再び口を離したインドラに私は息を切らしながら言った。
貴女「待って！っインドラっもうやめてっ」
よく見るとインドラの服には血が着いていた。
きっと誰か殺してしまったんだ…だから写輪眼の模様が変わってしまったんだ…
インドラ「暫く寝ていろA…」
そう言うとインドラの赤い写輪眼を見た途端に私は意識を手放した…
なんで…どうして…
そんな事も言えないまま私は深い眠りに落ちた…
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作者名：わん | 作成日時：2022年9月29日 18時
