5 ページ40
.
まふぃあ…?まふぃあ…マフィア…?
あの銃とかバババンッて撃ち合ったり、組織で動いて裏切り者には罰を…みたいな集団の
森さんが……?
え、え…えぇえええ!?
否だって服装からして持ち歩いてた器具からして医者でしょ町医者でしょ!?
白衣着てるしメス持ってるし、異能のエリスお姉ちゃんも注射器(特大)持ってるし…。
若しかしたら冗談なのかも、と淡い期待をして森さんとエリスお姉ちゃんを見る。
が、エリスお姉ちゃんは「驚いた!?」と何故か嬉しそう。対して森さんは「バレちゃったか〜」と眉を下げ、申し訳なさそうな表情をしていた。運転手の中也さんからも「はぁああ」と長い溜め息が訊こえた。
アッこれ本当なんですね、と即座に察した私。叫ばなかった私。偉いと思う。
「…ほ、本当に、ほんっっとぉーに!…森さんがヨコハマのポートマフィア…なんですか?」
「否ァ…まァね、そうなのだよ。黙ってて御免ね?私としても云わない方が佳いと思ったのだが…うん、慥かに後々を考えると先に云って置いてよかったと思うよ」
「ほ、本当…なんですね。と言う事は若しかして中也さんも…」
運転をしている中也さんを見ると「あァ、そうだ」と肯定した。
ひえぇ!マフィアの人が、然もトップの方が身近に居たとは…驚きです。
逆に驚き過ぎて冷静になれる気がする。
あと、森さんの云う“後々”と云うのが怖いのですけど…。
何々、私何かされるの?無理ですからね?物騒な事はお断りしますよ?
…ハッ!真逆こうして誘拐したのも!?
「あ、先に云って置くけど、Aをユウカイしたのは別の理由があるのよ?」
「アッそうなんだ…」
エリスお姉ちゃんエスパー…?
……ん?別の理由、とは?
「其処から先は私から話すよ、エリスちゃん」
「!」
ピリッと森さんの纏う空気が変わった。
其処に居たのは医者の森さんではなく、首領としての森さんだった。
先程までのお茶目な森さんは何処にも居ない。瞳を真っ直ぐに此方に向ける。
何とも云えない緊張感があった。
「Aちゃん」
「は、はい!な、何ですか?」
何を云われるのだろうか、と心臓をドキドキさせ乍、森さんの言葉を待つ。
そして
「はい、コレ」
「こ…これは?」
「私の連絡先」
ほう……ん?連絡先?
困惑している私を見て、先程の緊張感は嘘の様な笑顔の森さんが居た。
what…?
.
887人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
9Sに殺されたいロリコン - あ…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………キモくてすんません (2019年8月31日 20時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - すみません……この子が可愛すぎて悶てるわぁっ!!あぁっ!!喰いたい。(真顔)安室さんの女スカ? (2019年8月31日 20時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - リリンゴさん» 本当ですか!?有難うございます!続編を作ってる最中なので、是非出来たら其方も読んで頂けると嬉しいです! (2019年7月16日 23時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
リリンゴ - おもしろいです!最高ですね! (2019年7月13日 18時) (レス) id: 547ee901cf (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 綾乃さん» 綾乃さん!いいお名前…!有難うございます!頑張らさせて頂きます! (2019年7月7日 20時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サヒア | 作成日時:2019年4月16日 1時