検索窓
今日:11 hit、昨日:3 hit、合計:13,495 hit

39話 職員部屋 ページ43

「あ、シャワールーム着いたよ凛ちゃん。もうこっからは一人で頑張るから、着いてきてくれてありがと!」

そう言って凛ちゃんが持っていたカゴを奪いまた薄暗い廊下を一人で進む
職員部屋が近くなってきたところで、一つ人影が見えた

「Aちゃん!大丈夫だった!?」

四条さんだった。どうやらうちが来るまで待ってくれてたらしい。聖人かよ

そして職員部屋にお邪魔させていただく。ご丁寧なことにお布団も引かれてあった
そして中にいたメンバーは帝襟さん、日向さんがいた。女子会だ

ドアの横に邪魔にならないようにタオルを置く。あとは寝るだけだけど日向さんがこっちを見てニコニコしてる。またヘアアレンジかな

「ねぇねぇAちゃん、自分でヘアアレンジやってみない?教えるからさ」

そう言って櫛やらヘアゴムやらアイロンやら用意され、いつの間にか帝襟さんも四条さんも参加して何通りものアレンジを習得させられた。でもどれもかわいい

そんなヘアアレンジ講習会が終り、布団の中に入ると女子しかいない空間なもんだから必ず起こるイベントが起こった

「ねぇ若瀬さんは好きな子とかいるの?」

なぜか話題を切り出したのは帝襟さんだった。やっぱり女子はみんな好きなんだね恋バナ

「そうですねぇ...まぁブルーロック過ごした中でドキドキすることはありましたけど好きな...うーん」

たったこれだけのことなのにきゃーっと盛り上がる3人。不思議な空間だ

「で、それって誰誰!」

「えっと...まず泣いてた時に廻が慰めてくれたんです。あとさっき凛ちゃんが手前まで着いてきてくれて...」

「え!Aちゃん蜂楽君のこと名前呼びになってる!」

そういえば、いつの間にか呼び方変わっていたな...

それからも恋バナは続き、起床時間よりも前に起こされた

「はい...おはよう..ございます」

眠い目を擦りながら起き上がると帝襟さんがヘアアレンジをしたいと申し出た

「逆にいいんですか?じゃあお願いします」

まだ寝ている二人を起こさないように小声で話す。

「若瀬さん青い監獄は慣れましたか?なんか不満があったら言ってくださいね」

「はい...ありがとうございます帝襟さん」

「アンリでいいですよ。そっちの方が話しやすいと思いますし」

そういえばなんでアンリさんはこんな早くに起きたんだろう、と思ったらそういえばアンリさんには絵心さんの世話もあるということを思い出した

40話 業務→←38話 糸師凛



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
36人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しは(プロフ) - めっちゃ面白いです! (2022年12月31日 1時) (レス) @page35 id: e927209d21 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくらば | 作成日時:2022年11月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。