35話 次のステップ ページ38
今日からは身体機能強化トレーニングが始まった
このトレーニングが終わるまではマネージャーは今まで通りのメンバーだ
さすがにこれにはついていけないから参加は遠慮しておいた。これ参加したらうちもみんなのサポートできなくなるしね
今回はアドバイスできるところはあんまりないのでホントに身の回りの世話に回る
日が経つにつれ吐く人も増えてきているのでバケツの往復も増えてきてる。腕が鍛えられそうだ
「はい!食器はうちが片付けるからそこにある水筒とっていってらっしゃい」
「おう...ありがとう若瀬...」
潔がよろよろしながら食堂を出ていく。大丈夫かな...
この時みんなが就寝した後自分は二次選考で使われるブルーロックマンのテスターとして練習をしていた。結構おもしろいなこれ
そうして地獄のフィジカルトレーニングが過ぎた。うちは結構楽しかったけどね
朝からチャイムが鳴り終了の合図が出される。うちは一緒に地下中央エリアに行くけど日向さんたちはここで本来の場所へ戻る
みんなこの地獄を味わって闘争心が燃えている。すごい気迫だ
「やぁやぁ才能の原石どもよ」
モニターに絵心さんが映し出される。そしてこの環境の真実について話す
もちろんそれについて反論する人が出てくるが絵心さんに論破される
選手はウォームアップは自由にしていいと言われる。そこでうちの出番
「ウォームアップしたい人ー!1on1受け付けますよー!」
大声で呼びかけるが一人それを無視してボールを蹴り先に進んだ
糸師...凛?かな。この先交友あるかなぁ、強そうだけど
「あ、若瀬。俺いい?久々ボール触るんだよねー」
そう言って声をかけてきたのは凪君だった。ボールは凪君からはじめる
周りの人は あんなやつできんのかよ...とか 天才に敵うのかよあいつ とひそひそ話してる
二次選考はシュート精度の問題だけど、体も動かせてボールのテクニックも必要な1on1は最適
対人感覚はおよそ5m。凪君からは出てこないのでこっちから仕掛ける
ボールは右に蹴り出してるけど多分右と見せかけて左かな
「当たった!やりぃ」
予想が的中してボールを奪う。しかし普通に速度負けして対面する。
まだ一回もヒールリフト見せてないから通るかな...
物は試しでやってみるけど普通に取られた
「そういえば、これなにしたら終わり?どこかに打てばいいの?」
「そうだね...そうしようか。先に三回抜いたほうが完全に抜いた状態でどこかにシュートを打つ」
あと2回。
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しは(プロフ) - めっちゃ面白いです! (2022年12月31日 1時) (レス) @page35 id: e927209d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらば | 作成日時:2022年11月29日 23時