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34話 マネージャー一次選考 ページ37

「やほやほ。チームZ一次選考突破おめ!一緒絵心さんとこ行こうよ」

そう言われ四条さんと合流し部屋に向かう

途中で結局第伍号棟マネージャー全員が揃い一斉に部屋に入る

しかしいたのは絵心さんと帝襟さんだけであった

「あれ、ほかのみなさんはまだみたいですね」

他の棟のマネージャーを含めると合計で25人のはず。しかし伍号棟以外人が見当たらない

「やあやあ才能の原石よ。ネタバラシをしよう」

どういうことだ、ネタバラシ?

「若瀬A。お前は俺の独断と偏見で選ばれたこの青い監獄内唯一の選手へのサポーターだ。
そしてその周りのやつはこの青い監獄の職員。まぁ一次選考はマネージャーとして入れていたがこれからは元の位置で動いてもらう」

「えっと...状況がつかめないんですけど。なんで他の棟の人はいらっしゃらないんですか?」

「それはお前らの伍号棟が特別だからだ。俺は実験的にお前の実力を確かめるためにこの伍号棟に入れた。」

ということは、他の棟にははじめからマネージャーなんて存在しなかったってこと!?
だから氷織君も烏君も最初会った時驚いてたんだ

今までの疑問だった点が少しずつひも解いていかれる

「そこでだ、今までの一次選考はお前の一次選考であったともいえる。
次は二次選考だがお前は選手の世話を主に見てもらう。もちろんマネージャーも兼任だ」

「分かりました。精一杯勤めさせていただきます」

とんでもないことを言われた後は今後二次選考についての大まかな動きだった
ある程度は好きにしていいらしい。やっぱりどこか優しいな

そして絵心さんの部屋を後にし、帰路をたどる

「Aちゃん、わかった?私達の存在はいわばハッタリ。でも楽しかったなぁ」

「あ、でもね!ちゃんと職員部屋があってそこにパソコンあるから連絡とかとれるよ」

忘れないでねと言わんばかりに日向さんはそう告げる

「あ、あと...はいこれ!帝襟さんから私物返却しといてって!」

そう言い渡されたのは部屋のどこにもなかった自分のスマホ。返してくれるんだ

「ねぇAちゃん、もしよかったらこっちで繋げない?」

「はい!もちろん」

二つ返事で了承すると懐かしい画面にひとつ日向さんが追加された
よく見てみたらなぜか帝襟さんと本部のも丁寧に別のグループで追加されていた。
まってスマホの中身見られたじゃんこれ。

「あっ、もうお別れじゃん。またねー!いつでも泊りにおいで!」

そう言って日向さんとは別れた

35話 次のステップ→←33話 喜びを噛みしめて



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しは(プロフ) - めっちゃ面白いです! (2022年12月31日 1時) (レス) @page35 id: e927209d21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらば | 作成日時:2022年11月29日 23時

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