タカラモノ (ページ2)

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天然だろ... ページ2

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それから３０分後。

ただ黙々と描いてる大野さんと黙々とそれを見てる私。

智「できたー！！」

あ「え！見せてください！！」

智「んふふ。いいよ～。」

その絵は

私の知ってる言葉では語れないような

それぐらい素敵で

見とれてしまった。

智「どうかな？」

あ「すっごい素敵です！！」

智「ほんと？良かった～」

あ「ほんとに...。素敵..。」

智「ねえ？」

あ「はい？」

智「その絵Aちゃんにあげようか？？」

あ「いいんですか...？」

智「うん。なんか、今までで一番気に入ってもらえたっぽいし。」

あ「嬉しい。すっごい嬉しいです！」

智「俺も喜んでもらえて嬉しいよ。」

だめだ...。耐えられない...。

大野さんかっこよすぎ...。

智「どうしたの？ぼーってしてるよ？」

あ「えっと。あの...かっこいいなって...」

え！私何言ってるんだろう...////

智「あ.../// ありがとね。」

ひゃ～！！///

恥ずかしくてもう、ダメ..。

あ「そ、そろそろ帰りますね！！」

智「そうだね、あんまり暗くなると危ないしね。」

あ「まあ、何にもないと思いますけどね～！」

智「そんなことないよ」

あ「え？」

智「Aちゃんすっごい可愛いから、襲われちゃうよ？」

は...。可愛い...？？

私が？？？

こ、この人は何なの！？

計算！？なわけないから。

天然で言ってるの///

天然の人たらしだぁー！！！！！

あ「じゃ、じゃ、じゃあまた、明日！！」

智「うん。待ってるね。」

ふわふわしたオーラを放つ大野さん。

天然すぎるのも心臓に悪い...。

？「あ！A！！！！」

あ「え？相葉くん？」

雅「もー、暗いんだから！」

あ「まあ、いろいろと...」

雅「送るよ。」

あ「え。あ、うん。」

相葉くんはクラスメイトで、なぜだか私に懐いてくる。

嫌じゃないからいいんだけどねー。

雅「あのさ、その美大生さんだっけ？」

あ「うん。」

雅「あんま、遅くまで入り浸るなよ？」

あ「分かってる。」

雅「もう、本当に分かってるのかな！」

あ「分かってますよー！」

相葉くんとは良いお友達。

大野さんとはやっぱり違う。

明日も楽しみだな～。