full moon 16

745月「折角だから付けて？」 ページ24

『あ・と
その時計
社長さんと相談して作った
オリジナルの時計なんです
それで
丁度新商品を考えてたらしくて
商品化が決定しました！
それに伴って
年中組の皆さんには
イメージキャラクターとして
CMなど依頼があると思います
尊さんには
話がいっているので
後日詳細説明があると思います!!』
陽「どこから
ツッコめばいい？」
葵「す、凄いな桜ちゃん」
夜「あ、メッセージカード…
3人からのお祝いのメッセージ書いてある」
新「真の
[ぶっ飛んでるでしょ？]という言葉に
頷くしかないな」
『そんなことかいてあるんですか？』



ぷく…と
頬を膨らませ
そんなことないもんと
ジドー…と
陽の持っている
真が書いたカードを横から覗き込む



陽「いや
普通なかなかないぞ」


呆れたように
桜の頭を撫でる陽


『たまたま
そうなっちゃったんですもん』
陽「はいはい」
新「ま、
俺達のこと考えて
デザインしてくれたんだろ？
めっちゃ嬉しい
ずっと付ける」


陽から桜を奪うように
抱きしめる



『あ、新さん///』
新「なぁ、桜
折角だから付けて？」



抱きしめていた桜を
少し離し
覗き込むように
首を傾げる新



『付けますからっ///
離して下さい///』



顔を赤くして
焦る桜を
満足そうに離し
時計を渡し
腕を出す


新から
時計を受け取り
少し恥ずかしそうに
視線を泳がしながら
恐る恐る
時計を新の腕につける



新「ん、サンキュ」


時計をつけてもらい
嬉しそう笑みを浮かべ
桜の頭を撫でる新



葵「桜ちゃん俺も
つけてもらっていいかな？」
陽「そうだな
折角だし俺も♪」
夜「お、俺もいいかな…？」
『え、えぇ///
わ、分かりました//////』


順番に
腕時計をつける桜


葵「へへ…///
凄く嬉しい
ありがとう」
陽「サンキュ
桜ちゃん」
夜「ありがとう///
桜ちゃん」
『喜んで
もらえてよかったです』



嬉しそうに笑う年中組に
つられて笑みを浮べる桜


陽「あ、てか
もうこんな時間じゃん」
新「早く帰らないとな」
葵「そうだね
思いのほか遅くなっちゃった…」
夜「今日は
始さん、海さんと年少組の子達で
夕飯作ってくれてるんだよね？
楽しみだなぁ…」
陽「ん…？
L○NE…」



陽の携帯の通知音が鳴り
内容を確認すると






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