full moon 7

309月「寝起きドッキリの撮影なんだ(汗)」 ページ35

葵「…何…してるの
2人共…？」
『あ、葵さん
おはようございます』
恋「あ、葵さん!?
いや、そのっ…」


声のするほうを見ると
葵が少し落ち込んだ様子を浮かべ
立っていた

葵の姿を見た桜は
恋から離れ葵の近くに行く



『葵さん
朝早いんですね』
葵「あ、いや
今日はたまたまだよ…？
お仕事でね？
桜ちゃんは
こんな朝早くにどうしてここに？」
『あはは…
目が覚めちゃって…
郁くんと一緒に走ろうと思って
郁くんを待ってます』
葵「そっか…
郁を待ってるんだ…
恋に会うために
朝早く二人で居たのかと…
っあ！な、なんでもない!!」
『？』



葵の言葉に
首を傾げる桜



『２人共
お仕事で今日は
早いんですね？
仕度して
現場に向かわなくて
良いんですか？』
葵「今日は今からココで
撮影なんだ」
恋「っあ!!
そうだ折角だから
桜ちゃんも見ていったら？」
『え？
撮影の邪魔になるんじゃ…
それに私は郁くんを待って…』
恋「えー!!
いいじゃんいいじゃん!!
郁とは偶に
一緒に走ってるんでしょ〜？
撮影参加しようよー!!」



桜の腕を引っ張り
駄々をこね始める恋



葵「こ、恋…
桜ちゃんが困ってるよ」
恋「えー
だって葵さん
桜ちゃんいたほうが
楽しいと思いません？
っあ、
ほらスタッフさんも来たし！
桜ちゃんも
俺たちと寝起きドッキリ
行こうよ〜」
『やっぱり
寝起きドッキリの撮影なんだ(汗)』
葵「よく分ったね？」
『皆さんが住んでいる
寮でこんな朝早くから
撮影って言ったら
寝起きドッキリかな〜と…
前にシャイニング事務所で
やったときも
似たような時間でしたし…』

「おはようございます
お２人とも
ん…？
貴方は…」



話していると
スタッフさんたちが
到着してしまった



．

310月「ツキノ寮なので〜す」→←308月「何で居るの？」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す