第九夜 ページ10
アドリアside
どうも、アドリアです。
ライラと仲直りをして、サアサ達一団を助けに来てるけど……どうも勘違いをしたようで?
ま、ウーゴの巨体とアラジンの小顔が合わさればそう見えなくもないか…面白いアル。
……久しぶりに使った気がしたな。
笑っちゃうとファーランと同じ語尾が出てきちゃうんだよね…似ちゃったらしい。
で、今はアラジンが蹴散らしてる。
正確には、アラジンがウーゴの真似をして倒してる。アラジンは真似てるだけよ。
昔のシバに似てる。
頑張ろうとして、皆を真似ていたあの日々…懐かしいな!
けれど、試練はすぐに訪れた…
アラジン「あー、駄目だ、お姉さん!ウーゴくんに触っちゃ!!」
ウーゴは女の子全般弱くて…慣れてないと近付くのも難しいんだ。
パイモンが一番苦手だったかな?
ウーゴは、引きこもりで魔法科学者でオタクで…それでいて女の子が苦手なんて…全く、いつになったら直るんだか。
アラジン「ウーゴくんの純情を返してよ!」
ライラ「私せいかよ!」
盗賊長「ハハハ、終わりだな。死ね糞ガキ!」
ボーガンを構え始めた盗賊団…はぁ。
アラジン「まだだよ!ウーゴくんは、動けなくても…アドリア?」
ウチは、アラジンの前に出た。
盗賊長「女の餓鬼…か。しょうがねぇ、先に殺っちまえ!」
ライラ「アドリア!」
サアサ「アドリア!」
『…やっぱり仲良しじゃん。友達は大切にしなきゃ…ウチみたいに後悔する事になる…。』
盗賊長「放てぇー!!」
放たれた矢は、ウチに届く前で地面に落ちた。
盗賊長「え?」
『こ·の·程·度·で死ねばアイツらに顔向け出来ないからね。』
ウチは、
これが、この世界のウチにとって初めて使う魔法だった。
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★中2病★ - 面白いです!最近更新する人少いので嬉しいです!更新待ってます! (2020年9月16日 15時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜姫 | 作成日時:2020年6月8日 17時