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sweeper4 ページ5

りょうside



「保護及び育ててるね…それが、どう関係してるんだ?」



「でも、狙われてるのが社長の古場康明さんだとしたら…関係ないではすまされないわ。」



「ま、危険になるに違いないが…言われてないな。」



「え?どうして?」



確かに気になる。
さっきのスナイパーも気になるが…。



「今回は裏が深そうだ。」


手を振って、俺は去った。






暫く歩くと、立ち止まった。
尾行は気付いてたからな。



「誰だ?分かりやすい尾行して?」



『…貴方、シティーハンターだよね?』


中学生?なんでこんな昼間っからいるんだ?


「まぁ、そうだが…君、学校は?」



『ノー…行きたくても、行けない…』


「行けないか…それは、スナイパーの仕事でか?」



『っ!…分かってるんだ…流石なの。』



この子、殺意がないな…本当にスナイパーか?



『さっきは狙ってごめんなさい。…お詫びと忠告しに来た。』



「忠告?」



『守るものがあるならこの新宿から出て。…でなければ私は貴方を殺さなくちゃ…ダメなの…。』


「…嫌なのか?」


『ヤー…もう殺したくない…』


「スナイパーがあるまじき言葉を言いやがる…だが、出る気はないさ。」


『…どうして?』


「泣いてるからさ。」


そう、ダメと言った時に涙を流していた。
正直、驚いた。此処に冴子達がいなくてよかったぜ…!


俺はそっとハンカチを差し出した。
受け取ると少女は涙を拭った。



近くのベンチに座り、話を聞こうとした時電話が鳴った。


『…はぁ。ごめんね?』


少女は少し遠くに行き、電話を終えると暗い顔をしていた。
恐らくは、俺を逃がすな…とでも言ったんだろう。



「じっとしてろ…俺は大丈夫だ。おもいっきり殺れ。」


『でも……!』


「俺を信じろ。…場所や時間はあとで連絡してくれ。」



俺は連絡先を書いた紙を素早く手渡し、そのまま立ち去った。


近くに黒い車が止まっていた。
少女のクライアントだろう。



とりあえず、俺は家路を歩いた。

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設定タグ:シティーハンター   
作品ジャンル:アニメ
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ゆうみん - いいね、コナンとシティハンターコラボ書いてほしいなあ。 (2021年12月9日 17時) (レス) @page21 id: ef5d083eda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜桜姫 | 作成日時:2019年6月23日 2時

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