紅の瞬身使い (ページ31)

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episode31 ページ31

イルカside

敵が…。

ｲﾙｶ「木の葉で何をこそこそ嗅ぎ回っている？！」

敵1「お前は知らなくていいんだよ！…そのガキを置いていけ！」

『目的は何？…最悪、拷問で聞いてもいいけど…？』

敵2「はぁ？それ何時の時代のだよ！」

敵3「目的はそのガキが持ってる物だ！さぁ、そのガキを渡せ！」

ｲﾙｶ「A、今は戦闘を避けるべきだ！」

『…分かった。』

俺は同時に煙玉を地面に投げ黒い煙を出すとそのまま木の葉の里迄逃げた。

ｲﾙｶ「あいつら、一体何が目的なんだ！」

いつの間にかナルトは気絶してしまったので、理由は分からないままだ。

『とにかく、里まで戻って応援を呼びましょう！…ナルトを安全な場所へ！』

敵1「んなことさせねーよ！」

後ろから奴等が追い掛けてきた。
そして、手裏剣を投げつけて攻撃してきた。

ｲﾙｶ「くっ！」

『イルカさん、そのまま前に進んで！私が足止めするから！！』

ｲﾙｶ「無茶だ！A！」

後ろの敵にAは立ち向かおうとする。
敵は手裏剣を更に投げつけ、Aは苦無で落とした。

だが、息は上がっていた。…まずいな。

ｲﾙｶ「A、引け！体力が持たないぞ！！」

『ナルトを、守りたいんだ！だから負けられない！！』

A…。

敵2「落とされた！？」

敵3「意外とやるな。」

敵1「いくぞ！散！！」

敵123「幻影多重手裏剣！！」

幻影で手裏剣を増やしただと！？

『くっ！捌ききれない！！』

まずい、Aが！

ｲﾙｶ「A！！」

敵1「まずは一人…！」

だがその時、自爆符がついた苦無が飛んできた。

俺は木に隠れて爆風を凌いだが…Aは無事か？

ｶｶｼ「はーい、そこまで。」

『カ、カカシ…』

敵2「誰だ、てめぇ！」

ｶｶｼ「ん？木の葉の上忍、はたけカカシ。…ま、名乗っても意味無いか？」

ｲﾙｶ「カカシさん！…A、無事でよかった。」

俺が見た状況は、カカシさんがAをお姫様抱っこをした状態であった。

ｲﾙｶ「ん？…って、カカシさん！何してるんですか！！」

敵3「こいつ、舐めやがって！」

敵1「やっちまえ！！」

ｶｶｼ「はぁ、そんな言葉使いして…」

『とにかく捕まえるよ！此処は丁度、木の葉の里のテリトリーだから。』

ｶｶｼ「ま、そうだね。」

さすが、カカシさんとA。
もう捕まった。