恐怖の夢でも光は差す!! ページ22
Aside
…暗い…怖いよ…お兄ちゃん…
置いてかないで!
総悟!いや、行かないで!
これは悪夢だ。分かってるのに…
リアルすぎて怖い…
そうだ…あの日と同じだ。
真っ暗で、何も見えなくて…怖くて…泣いて…
「大丈夫でェ…こっちだ。」
そんな声が聞こえると、光の方向を見た。
同じだ。
最初の傷の時、誰かが優しく導いてくれた…
“今度も同じかな?”
そんな不安を持ちながら、前と同じように手を伸ばした。
一面黒だったのに、白へと変わった。
そして、光の先にいたのは―――――――
『ん…』
「っ…A!!」
ゆっくり目を開くと眩しい光が差し込み。
横を見ると、心配そうな顔した総悟が私の手を力強く握り絞めながらこっちを見ていた。
『…そ…ご…?』
「…良かったでェ…本当に…A、一週間も目覚めなかったから怖くなった…無事に帰ってきて良かったでさァ…」
普段は周りを警戒して油断なんてする顔をしないのに…こうゆう時だけ泣いてるんだもん…かわいいなぁ。
そう思った私は、総悟の頬に手を伸ばしていた。
そして、そのまま涙を拭って…笑って見せた。
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沖田桜華 - 巫女って事は何か巫女としての属性??みたいなのってあるのでしょうか……巫女装束とかも着てるのかなぁーと少し気になりました。でも、面白いです^^更新待ってます。 (2018年9月1日 18時) (レス) id: 98b8c85960 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみに待ってます。^ ^ (2018年8月28日 1時) (レス) id: feb278e6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜姫 | 作成日時:2018年8月26日 21時