土方の妹は巫女である。【銀魂】

過去の話は待たせるのがお約束！パート4 ページ18

十四郎side


ま、大人と子供の力だ。差はある。


勝てなくて敵は逃げちまった…



だが、今はAの手当てが先だ。



「…これは酷い…よし、ミツバ殿に頼もう！」



「…ミツバ？」


「沖田ミツバ殿。怪我した時はいつも診てもらってるが…ここまで大きいとなるともしかしたら…」


「ごちゃごちゃ言ってねぇで案内しろ！！…Aが死んじまう！！」


我ながら腑甲斐ねェ。
余裕が無くなってんだからなァ？



「…どなた？…まぁ、勲さん。どうしたのですか？」



「怪我をした子がいてな…助けてやってくれ！こいつの妹なんだ！！」


近藤さんは土下座をしてミツバにお願いしてた…
あの時からだァ…この人に付いていこうと決めたのは…







暫く、沖田家で世話になってた。
けど、弟の総悟には気に入られてねぇみたいで…




いや、馬鹿にしてるよなァあいつ？！




変わって、Aが寝てる部屋に来てた。



「…ミツバ…」


「まぁ、十四郎さん…Aちゃんは今、寝たところですよ？」



「そっか…ありがてぇ…」



「ずっとお一人で？」



「まぁな…だが、こいつは両親が殺されたことを言ってねぇ…」



「…どうして？」




「…言っちまったら、壊れるからだ…」



「…私達、よく似てますわ…両親がいなくて下の子の面倒も見て…」



「そうだな…」



この時思った、これが一目惚れなのだと…



そして、沖田総悟もAに一目惚れだったらしい。

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