【オールスター��】 ページ13
先ほどから佐々木の前を行ったり来たりしているAは、どんな言葉を投げかけるか悩んでいた。いくら宮城から話を聞いているとはいえ、向こうは自分の事を知らないのではないか。いきなり話しかけられたらただの不審者になりそうで、上手く声をかけられない。
やっぱり戻ろう。小さな背中を丸くして踵を返したその時、あの、という声が聞こえた。
佐々木「………Aさん、ですよね……」
「…え、私のこと、知ってるんですか…？」
佐々木「もちろん。宮城からよく話は聞いてるので」
「よ、良かったぁ………」
佐々木「宮城から教えてもらって動画観たんですけど、俺と話したいって、ホントですか…？」
「あ、うん……！宮城君がよく佐々木君の事お話ししてくれるから…」
ちょっと恥ずかしいですね、くしゃっとした笑顔でそう呟く佐々木にどこか胸が高鳴る。クールなイメージを持っていたが、話してみれば割と気さくだった。
佐々木はグローブを外すと少し硬めのマウンドに腰を下ろした。そしてその隣をポンポンと叩き、Aも座るように促す。少し悩んだAだったが、恐る恐る佐々木の隣に腰を下ろした。
佐々木「Aさん足短い」
「ふふ、佐々木君には及ばないよ」
互いに足を伸ばしてそう笑い合う。マウンドの感触を確かめるようにペタペタと芝を触っていたAは、何かを思い出したかのように顔を上げて口を開いた。
「宮城君から聞いたんだけど、佐々木君は��ろーたん��って呼ばれてるの？由伸君とかも呼んでるって」
佐々木「そうですね…。恥ずかしいですけど…」
「……そっか。呼んでみたかったな……」
佐々木「………Aさんなら、いいですよ」
「…え」
佐々木「ろーたんって、呼んでください…」
まさかの懇願にAは驚いた。自分から呼びたいと言ったものの、まさか佐々木自らそれを頼まれるとは想像付く筈がない。
佐々木「呼んでください、Aさん」
佐々木の指先がAの指先に触れる。引っ込めようとしたAの手を覆うように佐々木の手が重なり、色んな意味で逃げ場を失った。
「……ろーたん」
佐々木「何か言いましたか？」
「ろーたん……」
佐々木「！はい、ろーたんですよ」
そうはにかみながら答える佐々木に、宮城とは違った後輩の可愛さを感じるAであった。
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Rey - 坂本勇人選手を出してほしいです!! (12月30日 22時) (
レス) id: 3fec1b3175 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - はじめまして、四季と言います。最高です。これから応援してます!! (12月6日 0時) (レス) @page24 id: 0b6716a94a (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - めちゃおもろいです！ (12月1日 20時) (レス) @page16 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - お話好きなので消すのだけはどうか勘弁してください、、、、🥹 (12月1日 2時) (レス) @page15 id: d065f594fe (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 小木田世代の話好きです🥹🫶🏼🩷 (12月1日 0時) (レス) @page15 id: dfc3189701 (このIDを非表示/違反報告)
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