第67話 告白 月島side ページ28
零さんの家に帰って夜練習も少し出ると零さんは上に戻ってしまった
僕も少したってから練習を辞めた
元々そんなにするつもりもなかったし
明日でこの合宿も終わり
僕の悩みはただ一つ
この気持ちを零さんに伝えるかどうか
「何悩んでるの?ツッキー」
「山口……」
「……しないで後悔なら、して後悔だよ。ツッキー」
「!何で……」
「分かるよ。何となくだけど」
「………した方がいいのかな」
「すればよかったって後悔してからじゃ遅いと思うよ」
「………ありがと山口」
「どういたしまして」
満面の笑顔をして戻っていった山口
山口の話で言ってから後悔することに決めた
言うなら明日
練習が終わった後の自由な時間しかない
明日、時間が貰えるように零さんに言っておかないと……
今日はさすがに零さんの部屋にお邪魔するのヤメヨ
朝になって、練習して
お昼に日向曰く大王様が零さんに抱きついているのは気分良くなかった
零さんを探してたら黒尾サンたちに捕まった
ほんっと間が悪い
赤葦さんはそれをくみ取ってくれたのかなだめてくれた
ついでに零さんの場所も教えてくれた
赤葦さんには感謝しかない
零さんは体育館から少し離れたところの日陰にいた
あまり人が通らないところでよかった
台本か何かを読んでたみたいだけど足音でばれたみたい
「零さん」
と声をかけると零さんは本を閉じ僕の方を見た
「やぁツキくん。それで?話ってなに?」
「えっと………零さんにとって迷惑な話だと思うんですけど……」
いざいうとなると止まってしまう
本当に伝えていいのか
いや、言うって決めたじゃないか
嫌われたりとかしかいかな
もう“ツキくん”と呼んでくれないかもしれない
こわい
口が開いたり閉じたりを繰り返している間零さんは何も言わなかった
段差に座りただ僕を見ていた
その眼をまっすぐ見て
覚悟した
「どう思われても構わない。
僕は零さんが好きです」
言い切ると零さんの顔はあっけにとられてた
「今……何て言った?」
「だから………貴方が好きです。零さん」
もう一度言うと零さんの顔は赤くなった
何でそんな顔するの
期待してもいいんですか………?
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はにゃはにゃ - 鈍感ツッキーと、ワケ有り主… ほぅ……めっちゃええやんけ…応援してますです!ふぁいとぉ〜♪ (2023年5月5日 16時) (レス) @page14 id: 5fa05c04a7 (このIDを非表示/違反報告)
琉翔(プロフ) - 読んで頂き有難う御座います!ゆっくりな気まぐれ更新な僕ですがこれからもよろしくお願いします! こんな所にですが作者のセリフを書かせて頂きました!皆様もどうぞご自由にお書き頂ければ嬉しいです! (2017年12月15日 22時) (レス) id: 21f6e7f93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉翔 | 作成日時:2017年9月7日 18時