7 ページ7
*
あれから連絡先を交換して
彼女とは定期的に会っている
一応、まだボクが男とはバレてはいないけれど
女の子、として彼女とは友達のまま終わるのもなんというか複雑だ
「 夏目くん 」
「 ...?なんだイ子猫ちゃン? 」
「 大丈夫だと思うよ、バラしても 」
そっと誰にも、ボクだけにしか聞こえないような声で彼女は言った
「 その...Aちゃんはきっと夏目くんのことを信用してると思う...私はね、夏目くんが彼女をこのまま、ずっと騙していく、っていう方がAちゃんにとっても夏目くんにとっても辛いことだと思うんだ 」
普段、こんなに喋らない彼女が饒舌にそう言った
ボク達のプロデューサーは、やっぱり心優しい女の子だ
「 ありがとウ、今日彼女と会ってみることにするヨ 」
「 うん、お節介でごめんね 」
はにかむように彼女は笑う
「 あと、女装似合ってたよ、夏目ちゃん 」
「 それは忘れて 」
*
53人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏目さくら(プロフ) - 月永 巡さん» うひゃ...ありがとうございます!!そう言っていただけて凄く嬉しいです!!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2017年6月14日 9時) (レス) id: 7ee3166e47 (このIDを非表示/違反報告)
月永 巡(プロフ) - コメント失礼します!まず初めに、完結おめでとうございます!最後まで面白くて、素敵な作品でした。。。!夏目くん大好きなので、終始ワクワクドキドキしていました笑 これからも素敵な夏目くんをよろしくお願いいたします!最後に更新お疲れ様でした!! (2017年5月17日 17時) (レス) id: a65f90383c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夏目さくら | 作成日時:2017年5月13日 12時