「十七日」 メイトに行ってきます。 ページ18
父「つぎー」
小「さっさとしてください…もう、この反応飽きた…」
カルテ…というかプリントに異常なしとか、心拍数に少々問題あり。かかりつけの医院で診察してもらってください。とか。
永遠に書き続けるとかどうにかなりそうです。
そのうえ皆さんよく驚かれる…
ああ、かなりめんどくさいってやつですね。
つぎに入ってきたのはまさかの石井さん。
呆れて眉間にしわを寄せていた時だったのでちょっと驚いた。
愛想よく嘘の笑顔で笑い、健康診断を済ませた。
「ありがとうございました」と、言ったその目は深く、深く心に刺さった。
冷たい目に少しうつむけば、さすが親。
ってとこですかね、お父さんが
父「大丈夫かい？小町ちゃん。」
小「……うん、大丈夫だから。」
と私は意味のないウソの笑顔を張り付けた。
ああ、こんなこと引き受けなければよかった。
なんて思ってしまったのは衣更君の番になった時。
衣「お、小町じゃん。昨日びっくりしたんだぞ？いきなりいなくなって。」
にこっと笑ったヒマワリみたいな笑顔に私は昨日の『あの』録音を思い出した。
『……はまあ……つもあみばか……いったい…まちはなにしてるんだよ……んとすごいな…みは。』
衣更君が私を非難していた、あのテープ。
思い出して、吐き気がした。
小「っ……」
父「小町ちゃんっ！？」
衣「小町！？」
がたっと立ち上がってそのまま外に向かってしまった。
他の生徒が野次馬として私の方に声をあげる。
息が上がれば、傷が開く。
痛い、何て贅沢が言えない。
逃げた先は、噴水だった。
いま、人を信じてはいけない気がするのに。
深「どうか、しましたか？『こまち』さん……♪」
小「…人は、信じてよいのでしょうか。」
そう呟いて意識を手放した。
「ここが、夢ノ咲学院…！わたしの、新しい居場所…」
ツヤのある綺麗な黒髪、
美しい桃色の唇、
すこし、吊り目ガチな目、
程よい体形、
もっちりとした肌。
そんな彼女の名前は「猫屋敷小町」。
今日から夢ノ咲学院１年生、プロデュース科の生徒だ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
これは、彼女が今に至るまでの昔話である。
「どうでもいい」 作者の感謝＆最後の方に重大事項→←「十六日」 メイトに行ってきます。
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暇じゃない暇人(プロフ) - スーさん» 大変長らくお待たせいたしました。このコメントを読んでいらっしゃるとは思いませんが、悪女の名前変換が可能になりました！ (2022年2月14日 21時) (
レス) id: 6b8c29da34 (このIDを非表示/違反報告)
スー(プロフ) - あの、とても面白いんですが、主人公の名前と悪女の名前変換できるようになりませんかね？悪女は友達と名前が同じで少し嫌な気分になったというか…。でも、できたらでいいですよ！ (2018年8月7日 18時) (レス) id: abfb1a2b9b (このIDを非表示/違反報告)
暇じゃない暇人(プロフ) - 龍果靈さん» わざわざコメントありがとうございます！一鶴さん、多分冒頭を呼んでいませんね。マナー違反です…あ、本当に龍果靈さんの言葉励みになります！これからもよろしくお願いします。 (2017年8月10日 13時) (レス) id: f9aa411c9b (このIDを非表示/違反報告)
龍果靈(プロフ) - メイトに釣られやってきました！（結構前に）愛読させて貰ってます〜。...前の人（Knightsの一鶴？さん）ボロっかす言いますねぇ...特になにか小説かいて人気出てる訳でもないのに...頑張って下さい！応援してますっ！ (2017年8月10日 0時) (レス) id: 11187e154c (このIDを非表示/違反報告)
暇じゃない暇人(プロフ) - 芽卯さん» ありがとうございます！王様…もっと活躍させる予定です！これからもよろしくお願いします！ (2017年7月23日 16時) (レス) id: f9aa411c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇じゃない暇人 | 作成日時：2017年5月12日 22時
