【おそ松さん】天の弱 (ページ9)

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素直に7 ページ9

『ねぇ、まだ着かないの?』

唯希「んー...もうちょいだよ。あ、着いた」

放課後、私達は約束通りに遊びに来た。

場所は町外れの路地裏

気味が悪くて滅多に人が来ないような場所

確かにここなら不良とかそういう奴らが沢山居そうだ。

『じゃ、早速...』

唯希「ちょっと待った」

『は?』

私が乗り込もうとすると唯希が手を出して阻止する。

まさかここまで来てやめとこうとか?や、唯希に限ってそれはないはず。

唯希「遊ぶなら少し前置きしておこうよ。私に任せて」

ウインクしながら楽しそうに話す唯希

きっと何か思い付いたんだろう。

『いいけど早く済ませてよね』

唯希「はいはーい」

私からの許可が降りると嬉しそうに路地裏に入って行く。

私はというと何をするのか見えるくらいの距離で様子を伺う。

唯希は不良に近付きいつもより少し高い声を出す。

唯希「ねぇ、おにーさん達...私と楽しい事しない?今ならサービスしちゃうよ?」

スカートを持ち上げわざとらしく微笑む。

前置きってこれか...楽しい事ってそういう事じゃないだろうに。

一方不良はというと唯希を見るとにやにやと笑いお互いに顔を見合わせている。

不良「いいぜ。俺達と楽しい事しようや」

唯希「はーい♪」

男が唯希の服に手を伸ばせば、同時に鈍い音

不良「がはっ...」

唯希「あっはは」

唯希が男の顔面を殴っていた。

不良「何すんだてめぇ!!!」

唯希「え?何って楽しい事だよ。ねっ、A」

『ま、そうゆうこと』

唯希に呼ばれ物陰から出ていくれば騙されたと悟り不良達の顔がみるみると赤くなっていく。

不良「てめぇら...覚悟しろよ!!!」

『...そっちがね』