FirstOrder～指名しても良いですか？～ (ページ6)

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第５話ページ6

はい、みなさん！
こんばんは！
桜です。

ただ今、キッチンにいます。

……志麻さんがジーっとこちらを見ているんですが...

｢あ、あの…｣

｢んー？俺のことは、気にせんでええよー。｣

いやいや！
そんなに見られてたらいつもより緊張するんですが…

なんとか志麻さんからの視線に耐えて料理を作り終えた。

私は、両手に料理を盛り付けたお皿を持ち、

｢お待たせ致しました～！オムライスです！｣

と言い、志麻さんの前に出した。

志麻さんは、

｢おー！美味そうやな！｣

私は、つけていたエプロンを外すとイスの背もたれにかけた。

｢食っていいか？｣

と、目をキラキラさせながら聞いてきた。

｢あ！もちろんです！どうぞ！｣

志麻さんは、スプーンでオムライスをすくい口へと運んだ。

｢ど、どうですか…？｣

不味い！と言われないかと不安になりながら聞いた。

｢すっごく美味いよ！｣

私は、

｢本当ですか？！良かったです！｣

志麻さんからの美味い！が聞けて、一安心した私もオムライスを口に運んだ。

志麻さんと食べるオムライスは、いつもより何倍も美味しく感じた。