第3話 ページ4
第3話
なーんてことがありながらも私はいつもの扉の前に立って
「失礼します。本丸番号264番葦月です」
「どうぞお入りください」
「失礼します」
この会話も何回目だろうか
「お待ちしておりました葦月さま。この度は来て下さりありがとうございます」
政府の行儀のいいこんちゃんが挨拶をしてくれる
「相変わらず遅かったですね」
そうやって辛辣な言葉を投げかけてくるのは
みんなおなじみ私の担当の彩月さん
「そんなこと言わないでくださいよこれでも急ピッチできたんですからね!!」
「文を出してもう3日経ってますが」
…何も言えなかった
「葦月さまそろそろ課長が来ると思うのでもう少しお待ちください!」
おっちゃんと課長もいるのかというか聞いときたいことがあったわ
「あのー…」
私が喋りかけた時ノックが響いた
「失礼します」
…………
「なんであなたが……???」
そこにはいつもお世話になっているブラック本丸対策課の硲さんがいた
「いや硲さんブラ本対策課の課長じゃないの???」
「……こっちも任されました」
……本物のブラック政府だな
135人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヨシナ-yoshina- | 作成日時:2019年11月19日 22時