体調不良 ページ41
婚約発表前．同棲中
『……ゴホッゴホッ………。あ゛〜頭いたい…のどもいたいなぁ゛……。』
体調不良のとき、1人でいると心細くなるのはなぜだろう。
(……りっちゃんも今日は仕事終わるの遅い日だし…。帰ってくるのまだ全然先だ………。
わかってるけど、)
『会いたいなぁ、りっちゃん……、ゴホッ。………うぅ〜〜……。』
ガチャリ……
(ドアの開く音…？)
「……呼ばれ方〜………？」
『りっちゃん？』
「うん、呼ばれ方愛しのりっちゃんだよ〜……どう？調子は？薬飲んだ？」
そう言いながら、私の頭をよしよしと撫でる。
その流れで前髪をあげて、私のおでこに自分のおでこをこつんを当てる。
『ん゛〜〜……。』
(ぁ〜…りっちゃんの手ぇ気持ちいぃ)
「〜〜っ、……呼ばれ方、なんか欲しいものとかある？買ってくるけど。」
『………いらなぃ〜…。……あ゛〜…りっちゃん、手、貸して。』
「？……はい。」
目の前にりっちゃんの手が差し出される。
その手を力なく掴んで、顔の横に持ってくる。
『……なにもいらないから、ここにいて。…私が寝るまででいいから。』
「…ふふ、呼ばれ方、手貸すだけでいいの？」
『ん、私のすきなところずうっといってて。ねるまで。……あと…、あと、あたまなでてて。』
「うん。呼ばれ方が照れても言うのやめてあげないからね〜……♪
呼ばれ方が寝るまでちゃ〜んとここにいてあげるから。だから、早くなおしてね、呼ばれ方。」
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雪月詠 - 今までありがとうございました！ (2022年7月22日 18時) (
レス) @page50 id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪月詠 | 作成日時：2022年5月2日 23時
