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「……え?…ほ、ほんとに?!」

『うん、…最初から言ってるよ。”りっちゃんのことが好き”って。』





「…そっか。そっかぁ……。

………呼ばれ方、抱きしめてもいい?」


『えへ、どうぞ〜……♪』


久しぶりの、りっちゃんの腕の中におさまる感覚。りっちゃんの背に腕を回して、ぎゅーと抱きつく。


『ふふ、転科してからは毎日やってたから久しぶりに感じる……♬』

「…呼ばれ方が俺のこと避けてたからなんだけどね〜?」


『なんか…好きって自覚したら急に恥ずかしくなっちゃって……。』


「も〜呼ばれ方可愛い!!…でも呼ばれ方、ほんとに俺でいいの?俺と付き合うなら、もっと恥ずかしいことするようになるよ?」


『なっ……、は?!』

「あはは、呼ばれ方顔真っ赤!」


『〜〜、……りっちゃん!!!

ていうかりっちゃん”で”いいんじゃなくてりっちゃん”が”いいの!そこ間違えないでね!!』


「え、あ……うん。」


珍しく歯切れの悪いりっちゃんを不思議に思って顔を覗き込むと、りっちゃんの頬は赤く染まっていた。


『りっちゃんも顔赤いよ。大丈夫〜?』

「呼ばれ方生意気〜……。」




その日は、2人で手を繋いで帰った。

少し先の未来を→←74.



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雪月詠 - 今までありがとうございました! (2022年7月22日 18時) (レス) @page50 id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪月詠 | 作成日時:2022年5月2日 23時

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