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凛月side



呼ばれ方も大分ライブに慣れてきた。


「独りのステージが寂しいなら、怖いなら、みんなと一緒にステージに立とうよ。」

あの日、ステージの上で震えながら、俺たちに演劇科でのことを話してくれた呼ばれ方にした提案。

随分安直だと自分でも思うけど、今も同じステージで観客に笑顔を向ける呼ばれ方を見ると、ちゃんと呼ばれ方のためになっているようで良かった。



(そもそも俺が呼ばれ方とライブしたかっただけだしねぇ……♪)


そんなことを考えながら、呼ばれ方との距離を詰める。

俺と呼ばれ方のライブ中の距離感が青い鳥で騒がれてるのは知っている。他のknightsメンバーとの距離感も騒がれてるのは癪だけど。



felesとknightsの合同ライブは成功。



各々が余韻に浸っていると、バン!!と勢い良く控え室のドアが開く。全員がそちらに目を向ける。


立っていたのは、ミルクティーベージュの髪をした30代後半から40代前半くらいの男性。





「…あの、部外者の方の立ち入りは……。」

『あんず。一応その人、私の血縁者だから。…ごめんね、早いけど私今日はこれで帰るね。お疲れさまでした。』


呼ばれ方が早口で話して、自分の荷物を持って男性___おじさんと一緒に控え室を出ていった。










それから3日間、呼ばれ方は学校に来ていない。

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雪月詠 - 今までありがとうございました! (2022年7月22日 18時) (レス) @page50 id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪月詠 | 作成日時:2022年5月2日 23時

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