検索窓
今日:11 hit、昨日:4 hit、合計:81,669 hit

知ってる背中 ページ9

心地よくて、目を開けた



ゆらゆら揺れる視界でおんぶされてるのが分かった
そして、私がこの背中を知っていることも






A)ありがとう〜翠





高)久し振りにAをおんぶした…。いつもプロデュースか生徒会に遊びに行ってる日はこの時間帯にでも自分の足で帰ってるから







A)えらいでしょ〜?





高)いや偉いっていうか…ほめられたいなら起きててよ、こういうときも





A)なんでか寝ちゃうんだよね







理由はわからない
でもあの場所に行くと、あの時間になると…なぜかねむくなる
催眠術にでもかかったかのように







A)朔間零効果かな





高)あんまり変なこと言ってると鬱になるんだけど






え〜っと翠のうなじに顔をうずめると「やめて、落とすよ」と言ってきたので
すぐやめた






高)その様子だと、今日も会えなかったの?





A)うん。…翠みたいに毎日会えたらいいんだけどね。いつも人づてだから鬱憤たまる〜








翠の頭を撫でながらそんなことをつぶやいた





高)…





A)翠?






高)なんでもない






一度立ち止まった翠だけど、すぐにまた動き出した
翠は私の家の前で下してくれた



あっというのまに目線の高さが低くなる






高)いい。ちゃんと自分の部屋で寝るんだよ
リビングとかはだめ、風邪ひくからね





A)うん、頑張る





高)いや、普通はできるんだからね?…お休み、また明日A






A)うん、おやすみ…翠









私は翠の背中を見えなくなるまで家に入らなかった


同じ商店街に住んでるけど家は少しだけ離れてるから、いつも背中が見えなくなる
小さいころはそれが闇の中に翠が連れてかれてしまっているなんて思っていて不安で仕方なかったんだよな。





その名残で今ではもう私の癖になっていた




A)あーあ…早く寝よ…




私は店の裏口…自宅用玄関に鍵を差し込んだ

生徒会室→←夜闇の王の目覚め



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (122 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
291人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 朔間零 , 読み切り政策   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みかん(プロフ) - こんにちは!零さん大好きなのでめっちゃ嬉しいです!頑張ってください!! (2017年2月5日 21時) (レス) id: cfa35ce5e5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 待ってました!ついに♪護♪さんの零さんが読めて非常に嬉しいです(≧∇≦)更新はゆっくりでもいいので頑張ってください。楽しみにしていますm(__)m (2016年11月6日 11時) (レス) id: 634277a129 (このIDを非表示/違反報告)
あやまりキノコ(プロフ) - 待ってたよー!うん、今回も流石だね!!特にせないずがいい!!頑張って!!メッチャ楽しみにしてるー♪ (2016年11月6日 1時) (レス) id: 37adbc588c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:♪護♪ | 作成日時:2016年11月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。