軽音部に集う ページ17
乙)ん？この人は…
零)おぉ、アドニス君。遅かったのう…でも安せい。わんこも薫君もまだ来てはおらん
今日は木曜日だが不定期でレッスンを行っているUNDEADの活動日にあたっていた
部室に入ってきた乙狩の目を奪ったのは長の体に収まって眠っているおっとりした性格で有名なプロデューサーの寝顔
乙)A先輩か。また眠っているのか
零)この子はここに来るといつもこうじゃ…おかげで会話もできない
こんなに触れているというのにっと零は目を伏せて彼女の手を自身の大きな手で包み込んだ
キュッと弱い力で握り返されるとフフッと優しく微笑んだ
零)赤子のようじゃ…愛らしくてたまらない
乙)まだ会話をしていないのか…
零)…一応昨日初めて声を交わした。やっと会えたと泣いて喜んでくれたわい
繋がってないほうの手を彼女の頭にのせゆっくり動かした
「んんっ」とうなりながらも夢の中に意識を置いている彼女に乙狩も口元をほころばせた
その時、ガチャッと音がして二人の姿が見えた
羽)朔間さん、わんちゃんのしつけちゃんとしてよー。俺じゃ手に負えない
大)あぁ！？てめぇがりまにデートなんざ誘ってんのが悪いんだろうが！
一気ににぎやかになった軽音部部室。朔間は二人が一緒に来たことにほぉっと物珍しいものを見たと反応した
しかし、彼にしては珍しく眉間にしわを寄せる
零)これわんこ、中が良いのは結構じゃが静かにしてくれんかのう。起こしてしまったらAの嬢ちゃんが可哀そうじゃろ
大)あぁ！？A？…なんでいんだ
大神は、自分のあこがれの人の腕の中にいる女子生徒を見た瞬間怒りをどこかへと飛ばして
疑問だけを残した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 291人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん(プロフ) - こんにちは！零さん大好きなのでめっちゃ嬉しいです！頑張ってください！！ (2017年2月5日 21時) (
レス) id: cfa35ce5e5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 待ってました！ついに♪護♪さんの零さんが読めて非常に嬉しいです（≧∇≦）更新はゆっくりでもいいので頑張ってください。楽しみにしていますm(__)m (2016年11月6日 11時) (レス) id: 634277a129 (このIDを非表示/違反報告)
あやまりキノコ(プロフ) - 待ってたよー！うん、今回も流石だね！！特にせないずがいい！！頑張って！！メッチャ楽しみにしてるー♪ (2016年11月6日 1時) (レス) id: 37adbc588c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：♪護♪
| 作成日時：2016年11月5日 23時
